【コラム】世界最高のセーリングテクニックが披露される境港レーザー世界選手権

  • 17
  • Jul

 こんにちは、バルクヘッドマガジン編集長です。鳥取境港でレーザースタンダード世界選手権を終えた編集長は、葉山へ戻って撮影ひと段落。雨の海にちょろっと出たり、東京で打ち合わせをしたり、デスクワークをこなしていました。(BHM編集部)


境港レーザー世界選手権は後半戦に突入。19〜24日までラジアル級世界選手権がおこなわれます。photo by Junichi Hirai

 関東地方は雨の多い一週間でした。前週、境港にいて梅雨をあまり感じさせない好天だったので、じめじめ感満載の毎日を過ごしていました。さあ、本日から再び境港へ戻って、レーザーラジアル世界選手権を撮影します。

 境港で開催されているレーザー世界選手権は、とてもアットホームな感じで毎日楽しく撮影させてもらっています。境港の町は、セーラーがたくさんいて賑やか。選手たちがホテルからマリーナまでバスに乗って行き来するのはアジアらしい光景で、世界を旅しているセーラーは違和感なく馴染んでいます。

 レーザー級世界選手権の日本開催は、1994年和歌山、2009年唐津(ラジアル)、2014年唐津(4.7)に続いて4回目となります。ボランティアの方には、世界選手権の運営を経験したスタッフもいて、どの日本大会にも通じるレーザー独特のたのしい雰囲気が感じられます。

 また、セーラーにとって、この世界選手権で最高級のテクニックを見られることは最大の魅力かもしれません。タッキング、ジャイビング、スタートマニューバ、ダウンウインドの動作など、世界選手権でなければ見られないテクニックが披露されます。

 レーザー級の世界選手権は、全員がチャーター艇(新艇)を使用します。本大会では160艇が用意され、それを使用してレースがおこなわれています(欧州で開催される世界選手権は艇の持ち込みもあるようです)。

 レーザー級の場合、艇による違いはなにひとつありません。それがこの艇種最大の魅力でもあり、勝敗は選手個人のセーリング技術で決まります。

 五輪でメダルを取るようなトップセーラーが、他国の選手と一緒にコース練習をすることはまずありません。しかし、ひとりだけでは練習にならないので、利害関係の少ない数カ国の選手が一緒になって合同練習しています。

 そういった練習のなかでも、トップセーラーはなかなか手の内を見せることはしません。技術がコピーされるのを避けるためです。これはレーザーに限ったことではありませんが、オリンピックが近づくと「シークレット」の部分はよりシビアになってきます。

 しかし、世界選手権本番は別です。勝つために最高の実力、テクニックを駆使してレースに挑むのですから。トップセーラーの最高の技術が見られるのはオリンピックを含めて一部の重要な大会だけ。そのひとつが境港世界選手権です。

 レーザー世界選手権の後半戦は、19日からレースがはじまるラジアル級(男女)世界選手権です。スタンダード同様に良い風に恵まれますように。


美保湾に面した境港ヨットハーバー。この大会のために臨時さん橋とスロープが設置されました。photo by Junichi Hirai


黄色いTシャツを着ているのはボランティアスタッフです。セーリング経験者も未経験者も参加して大会を盛り上げてくれています。photo by Junichi Hirai


世界最高のセーリング技術が見られるのは世界選手権ならでは。特にトップセーラーのダウンウインドテクは必見です。写真はレーザー級の伝説、ローバート・シェイド(BRA)。photo by Junichi Hirai


帰着後のフードサービスはパスタです。毎日大量(約16キロ)のパスタを作って選手にふるまいます。日本食が世界で人気とはいえ、レース後の選手はとにかく空腹感を埋めたいもの。大量のパスタサービスに選手たちは大満足でした。photo by Junichi Hirai

◎2019境港レーザーラジアル世界選手権
https://2019worlds.laserjapan.org/radial/

レーザースタンダード世界選手権フォトギャラリー
レース前日
オープニングセレモニー
レース初日
レース2日目
レース3日目
レース4日目
レース5日目
レース最終日・閉会式

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