瀬戸内海高松沖も良い風が吹きました。2025年 LCA四国選手権
7月26日、27日の2日間、高松市ヨット競技場で「2025年ILCA四国選手権」が開催されました。全国各地から集まった選手たちにより、合計62艇が真夏の瀬戸内海に浮かび、熱いレースが繰り広げられました。(レポート・写真提供/香川県ヨット連盟・レーザー高松フリート 山田佳明)

参加者は、関東7名、中部6名、近畿18名、中国12名、四国13名、九州6名と、まさに全国規模の大会。平均年齢は43.3歳、年齢中央値は50歳。最年少は12歳(2013年生まれ)、最高齢は76歳(1948年生まれ)と、幅広い世代が一堂に会した大会でもありました。
レースは両日ともに5〜7m/sの安定した風に恵まれ、夏の高松では珍しい絶好のコンディション。選手たちは爽快な風を受けながら、白熱した戦いを繰り広げました。
◎ILCA4クラス:関東勢が貫禄の走り
東京ベイの佐藤潔選手(214979)が安定した走りで総合優勝。福岡の徳丸元彦選手(213160)が僅差で2位、芦屋の松浦裕子選手(204482)が3位に入りました。少数精鋭の6艇によるレースは、毎レースで順位が入れ替わる接戦となりました。
◎ILCA6クラス:最多出艇数の激戦を制したのは…
44艇がエントリーしたILCA6クラスでは、江の島の藤本拳選手(215038)が13.0点で優勝。柳が崎の多賀康太郎選手(211654)、広島の豊澄隆成選手(217701)が続きました。若手からベテランまでが入り混じる中、安定した走りが勝敗を分けました。
◎ILCA7クラス:大学生が圧巻の全勝優勝
九州大学の豊澄成光選手(220184)が全5レースすべてで1位を獲得し、パーフェクトスコアで完全優勝。岡山の鷲崎隆陽選手(181194)、福岡の都 茂樹選手(213161)がそれぞれ2位、3位に入りました。大学生と社会人セーラーが入り混じる中、若さと技術が光るレース展開でした。



