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安永/中川が軽風レースを制する。江の島で開催、関東470選手権

 7月12日、13日、「2025関東470選手権 兼 2025女子関東470選手権」が江の島沖で開催されました。今回は100艇に迫る98艇のエントリーがありました。予選と同様、事前にスタートに関するアンケートを実施し、アンケート総数102票、8:2の比率でフリート分けスタートのご要望が多く、4デビィジョン、2フリートで全5レースが実施されました。(レポート・写真/関東470協会)

江の島で開催された関東470選手権。参加98艇。4ディビジョン、2フリートでおこなわれました

 大会初日はレース開始前にセール計測が行われ、文字の間隔が60mm未満のセールが複数の艇で確認されていました。セールナンバーの書き換え、張り替え時には十分注意して下さい。

DAY1
 大会初日は、連日の暑さも少し和らぎ、曇り空でのスタートとなりました。朝から南風が入りコンディションは上々。しかし強い追い潮の影響がありました。

 最初は風向が40〜60度、風速8〜9ノットでしたが、次第に風が右に振れ、4〜5ノットの軽風コンディションとなりました。

 レース海面は、絶えず風向が左右に振れながら風軸が徐々に右にまわりました。正確なスタートとファーストタックをいい位置決めることと、細かい振れをつかんでポテンシャルをあげる事ができた艇が前を走っていた印象です。

 自艇の位置を俯瞰でイメージしながらマークに対してプラスの意識を持ってコースを考えていきましょう。

DAY1
 1日目は連日の暑さも少し和らぎ、曇り空でのスタートとなりました。最初は風向が40〜60度、風速8〜9ノットでしたが、次第に風が右に振れるとともに4〜5ノットの軽風コンディションとなりました。

 レース海面では、絶えず風向が左右に振れながら風軸が徐々に右に回っていく中、正確なスタートとファーストタックをいい位置決めることと、細かい振れをつかんでポテンシャルをあげる事ができた艇が前を走っていた印象です。

 自艇の位置を俯瞰でイメージしながらマークに対してプラスの意識を持ってコースを考えていきましょう。

 自艇の位置を俯瞰でイメージしながらマークに対してプラスの意識を持ってコースを考えていきましょう。

DAY2
 2日目は朝から気温が30度近くまで上がる蒸し暑いコンディションとなりました。

 しばらく海上で風待ち待機したのち、12時に230度、風速5ノットでスタートしました。潮は130度方向から強め、徐々に西に振れていき、5レース目は265度でスタートしました。

 今大会は軽風コンディションに終始しましたが、クローズでのヒールバランスが気になる艇が多かった印象です。ヘルムの感覚もあるのでしょうが、しっかりフラットにおこして高さと艇速を保つことに視点をおいた練習もしてみてください。

左から2位の磯崎哲也/関 友里恵、1位の安永昂生/中川芹香、3位の山本結翔/松原果保。またまた、女子は大嶌来実/永井天音(法政大)が優勝しました

 また、みなさんご存知かもしれませんが日本大学の宇田川・毛利組がスペインで開催された470ジュニアワールドで見事4位入賞しました。今回1位の安永選手はポルトガルで開催される470ジュニアヨーロピアンに向けて出発します。皆さん応援よろしくお願いします。世界に羽ばたく仲間を皆さんで応援していきましょう!

スペインで開催された470ジュニア世界選手権で4位入賞を決めた宇田川/毛利(日本大。写真中央)

 今大会の第1レースは「高橋雅之メモリアルレース」として実施されており、このレースを1位でフィニッシュしたチームのクルーには、ベストクルー賞が授与されます。

 高橋雅之メモリアルレースの受賞者は 末吉 源選手(日本大学)でした。

 高橋雅之氏は、470級や49er級で国内外の数々の大会に出場し、輝かしい成績を収められたセーラーです。470級では、オリンピック4大会出場の中村健次氏とコンビを組み、ソウルオリンピック12位、世界選手権3位、全日本選手権優勝など、目覚ましい活躍をされました。2002年、40歳の若さで永眠され、その功績と人柄を偲んで、関東470選手権の第1レースでは「高橋雅之メモリアルカップ(ベストクルー賞)」が贈られています。

 表彰式の後には、ノースセールジャパン様よりご提供いただいた協賛品「JIB SAIL」をかけて大ジャンケン大会が行われ、慶應大学医学部の阿部太洋さんが見事勝ち取り、今大会は大盛況のうちに閉幕となりました。

2025関東470選手権 成績
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