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大石/山田、山崎/濱田が優勝!琵琶湖セーリングチャンピオンシップ

 6月7日、8日、滋賀県柳が崎ヨットハーバー(琵琶湖)で「琵琶湖セーリングチャンピオンシップ」が開催されました。(レポート・写真・映像/スナイプ協会琵琶湖フリート)

2日間、厳しい微風の中で開催された琵琶湖セーリングチャンピオンシップ

 470級には42艇、スナイプ級には52艇が参加。本大会は全日本選手権の出場権がかかっており、特に本年は両クラスの全日本開催地がインカレの開催地と同じく江の島であるため、多くの選手にとって絶対に負けられない重要な大会となりました。

 しかしながら、大会1週間前の予報では風速2ノット、風向も北から南へと定まらず、絶望的な予報でした。当日は予報が外れることを期待しましたが、残念ながら予報は的中し、2日間とも午前の弱い北風が、夕方にかけて南風へと変化しました。

 風速は最大でも6ノット程度で、琵琶湖ではおなじみの超軽風レガッタとなり、470級では3レース、スナイプ級では2レースが行われました。

 470級では、ロサンゼルス五輪に向けて活動中の大石駿水と山田海統(同志社大学コーチ)が、メイレガッタに続き、珍しい風向の中でも問題なく、圧倒的な走りで優勝を果たしました。秋の国民スポーツ大会に向けて、万全の準備が整っている印象です。

 2位には須田智也(慶應義塾大学OB)・西山怜(同志社大学OB)の若手社会人ペアが入り、3位には小菅 楓(同志社大学OG)・文 少妍(同志社大学)が入りました。OBOGが現役選手を奮い立たせるような結果となりました。

 スナイプ級では、圧倒的なボートスピードで2レースをまとめた山崎彩加・濱田さくらが優勝しました。2位には酒巻祐成・柳本征人、3位には西内海斗・北東愛和が入り、同志社大学の現役チームが上位を独占しました。

 第1レースで断トツのトップを取った杉山航一郎(同志社大学OB)・高橋真帆(同志社大学)は、次のレースでBFDで失格となり順位を落としました。普段セーリングしているモス級とスナイプ級とのスピード差に、きっと感覚が狂わされたのでしょう。

 両クラスとも全日本選手権への予選は終了し、これから本格的な夏シーズンに入ります。琵琶湖水域の選手たちが、江の島で大活躍することを期待しています。

風が無風になり海上待機。こうなったらお手上げです。琵琶湖汽船ミシガンに乗る観光客の見物に
山崎彩加・濱田さくら
大石駿水・山田海統

◎琵琶湖セーリングチャンピオンシップ2025上位成績
470級 参加42艇 3R実施
1位 大石/山田(滋賀県スポーツ協会)3点
2位 須田/西山(ATOM)14点
3位 小菅/文(同志社)18点

スナイプ級 参加52艇 2R実施
1位 山崎/濱田(同志社)4点
2位 酒巻/柳本(同志社)9点
3位 西内/北東(同志社)12点

琵琶湖セーリングチャンピオンシップ2025 470成績
琵琶湖セーリングチャンピオンシップ2025 スナイプ成績

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