Loading

関西個人戦を占う関西学生オープン。神戸大が470、スナイプともに学生優勝

 5月25日、兵庫県西宮沖で「2025年5月度 関西学生オープンレガッタ」2日目が行われました。最終日は1レースを実施。計4レースおこなわれ、470は市川太陽/池田春菜(神戸大)、スナイプは大島尚也/川瀬翔太(神戸大)が学生優勝となりました。(レポート/藤原葉菜 BHM編集部) 

風が全くなかった午前中。午後は昨日とは違い、北からの風が吹き水しぶきが上がるコンディションとなりました

 2日目は10時頃に出艇しましたが、約2時間の海上待機となりました。お昼にようやく南から風から吹き、12時20分から470がスタートしましたが、1マークを回った時点で風が弱まりノーレースに。さらに2時間の海上待機を経て、待望の風が今度は北東の方向から10ノット吹き、本日は1レースの実施となりました。

 昨日から計4レースを実施し、470は市川太陽/池田春菜(神戸大)、スナイプは大島尚也/川瀬翔太(神戸大)と、ともに神戸大のペアが学生優勝を飾りました。

 関西の雄・関学大と昨年関西王者の関西大は先日の事案でオープンレガッタの出場を見送っています。今大会の結果だけで見ると、スナイプは神戸大、大阪大、470は神戸大、近畿大が上位に複数入っています。果たして1カ月後の全日本学生個人の予選では、どの大学のペアが全日本への切符をつかむのでしょうか。関西学生個人選手権は6月21、22日に開催予定です。

470は関西秋季新人戦で6位に入賞した市川/池田が学生1位となりました(総合2位)。関西個人ではペアが変わる予定です。「今回は学生で2位、総合で3位以内を目指していましたので目標達成です。近畿大が速いのでかなり意識していました。スタートが全レースうまくいったことが勝因だと思います。昨年は神戸大として470は全日本学生個人戦へ行けませんでした。今年は必ず関西学生個人戦を突破したいです」(市川太陽・4年)。「冬の間、練習してきたランニングで成果が出ました。うれしい気持ちもありますが、まだまだこれからです。これからの関西個人も女子インカレもがんばります」(池田春菜・2年)
スナイプで学生優勝した大島/川瀬はともに同じ高校出身、そして神戸大へ編入学でヨット部に入部。大島は高校でレーザーラジアルに乗っていました。「編入学で活動できる時間が2年間しかない中、結果を残すことを考えてスナイプ級を選びました。関西個人を突破する鍵はスタートと考えています。高校では全国大会で10番ほどでした。大学では関西個人を通過し、全日本学生個人で10位以上に入りたいです」(大島尚也・3年)。「高校までヨットと縁がありませんでしたが、大学でヨットを見てカッコいいなと思い、始めました。今回のレースはトラブルもありましたが、すぐに修正できたことが結果につながっていると思います。大島についていき、まずは関西個人を突破したいです」 (川瀬翔太・4年)
スナイプの最終レースはオープン参加の池﨑 遼/伊東厚太朗(神戸ST)と白子清士/小澤颯万(大阪大・写真手前)がフィニッシュ手前で大接戦。序盤にリードをしていた白子/小澤が僅差でトップとなりました
本日は計4時間ほど、海上での待機となりました。まるで家で過ごしているかのようにくつろぐセーラーを発見です
きょうの六甲山です。朝は山頂にどんより雲がかかっていましたが、昼過ぎから日差しが差し込みました
2025年5月度 関西学生オープンレガッタ スナイプ成績
2025年5月度 関西学生オープンレガッタ 470成績

※※※※※※※※※※※※※※※※※
バルクヘッドマガジンでは、ヨットレースやセーリングイベントのレポート、大会の開催案内、セーリング情報などを募集しています。みんなで日本のセーリングを盛り上げていきましょう!
バルクヘッドマガジン編集部メールアドレスeditor@bulkhead.jp※※※※※※※※※※※※※※※※※

CATEGORY:  COLLEGEDINGHYINSHORENEWS