2月27日、地中海に浮かぶスペイン・マヨルカ島で「470世界選手権」が開幕しました。大会初日は朝から雨。風も弱く午後2時まで陸上で風待ちしたのちに出艇しました。５時過ぎまでに３レースおこなわれ、日本がトップ10に３チーム入る快進撃をみせました。（BHM編集部）

　冬の寒さを感じるマヨルカ島で日本が爆発しました。第１レースではイエローフリートの吉田 愛／吉田雄悟、岡田奎樹／吉岡美帆がワンツーフィニッシュ。ブルーフリートの磯崎哲也／関友里恵は第３レースでトップフィニッシュを飾り、初日の成績表の1位、2位、5位を日本が占めるという驚くべき結果となりました。

　コンディションは雨上がり後のトリッキーな海面で、後半こそ風があがったものの、前半戦は２ノットから15ノットまで風の変化が激しい状況でした。そのなかでも日本のボートスピードが際立つ内容に。大会初日は、まさに「ジャパンデー」といって良いでしょう。

　しかし、初日を終えたばかりで得点差は後続とそれほど差はありません。冷静にみれば５位まで１点差でひしめきあっているのが現状です。混沌としたスタートになりましたが、日本艇の調子は「悪く」ないことは言うまでもありません。

　大会２日目は引き続き予選がおこなわれ、１レースでも終了できれば予選シリーズ終了となります。日本代表選考としては、メダル獲得のボーナスポイントが重要となることは間違えなく、そのためには順位をキープしたいところです。

　大会は28日の予選が成立（合計４レース以上）すると３日目から決勝シリーズに入ります。スペイン・マヨルカ島で開催されている470世界選手権をお楽しみに。

◎マヨルカ470世界選手権 初日成績 参加61艇
1 磯崎哲也／関友里恵 3p
2 吉田 愛／吉田雄悟 3p
3 GER Simon DIESCH / Anna MARKFORT 4p
4 ESP Jordi XAMMAR / Nora BRUGMAN 4p
5 岡田奎樹／吉岡美帆 4p
6 FRA Matisse PACAUD / Lucie DE GENNES 5
7 FRA Camille LECOINTRE / Jeremie MION 5p
8 USA Stuart MCNAY / Lara DALLMAN-WEISS 7p
9 AUT Lara VADLAU / Lukas MAEHR 7p
10 GBR Martin WRIGLEY / Bettine HARRIS 7p
20 高山大智／盛田冬華 15p

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