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沖縄の海をトコトン遊び尽くす!フューチャーズ座間味レガッタ

 12月26〜29日まで沖縄県座間味島で「第6回フューチャーズ座間味レガッタ」が開催されました。2017年にはじまったこのイベントは、南の島でマリンスポーツを楽しもうというシンプルな海遊びイベントです。(BHM編集部)

今年もフューチャーズ座間味レガッタが開催されました。上の写真は無人島へ行くアドベンチャーセーリング大成功の記念写真です。イベント4日間、思う存分座間味の海で遊びました

 今年参加したのは選手21名(小・中学生)、リーダー(高校・大学生)8名、保護者・サポーター約40名です。総勢70名が座間味の海でセーリング、シーカヤック、SUP、シュノーケリングを楽しみました。

 このイベントはバルクヘッドマガジン編集長も参加する年末の恒例行事になっています。ボランティアスタッフ(一般社団法人 日本未来研究会)が中心になって企画運営されているこのイベントに、どうして編集長が参加するのかというと、、、いちばんの理由は、ひとりでも多くの海好きの子どもたちが育ってほしいから、にほかなりません。

 ウミガメが泳ぎ、クジラが子育てにやってくるほどきれいな海、そして海に出にくいこの時期にあたたかい南の島でセーリングすれば、きっと海遊びが好きになるでしょう。

 そしてもうひとつ。子どもたちはきれいな海で遊ぶことで、海を汚したくないという気持ちが芽生えてきます。そんなことを座間味の自然を通じて学べる場がフューチャーズ座間味レガッタなのです。

 フューチャーズ座間味レガッタはヨットレースではありません。ヨットに乗ったことのない子どもも参加できるし、ひとりでは乗りたくないという子どもは、先輩セーラーと一緒に乗ることもできます。

 さて、今年のフューチャーズ座間味レガッタはどんな内容だったのでしょうか。写真で振りかえります。


【初日】12月26日
 参加者は那覇市泊港に集合。 午前10時発のフェリーに乗って座間味島へ出発しました。いつもと違う仲間と景色に乗船中からテンションがあがります。座間味島に到着するとオプティミスト級が保管されている艇庫へ。船の艤装品をチェックして阿真(あま)ビーチへ移動。翌日、セーリングできるようにチームごと準備しました。夜は座間味村の公民館に集まって懇親会です。はじめて会う参加者は食事したりゲームをしながら仲良くなりました。

沖縄那覇から慶良間諸島座間味島までフェリーで2時間(高速船で1時間)です。海が荒れると欠航することもありますが、予定通りにいかないところも島イベントの特長です。今回は幸運にも予定通りの運行でした
船を艇庫から運び出します。セールや艤装品はフューチャーズ座間味レガッタを応援・協力してくれる方々からの贈り物で全国から届いています。基本的に古い船が多く壊れている船もあります
艇庫から阿真ビーチまで船を運びます。船台は4つしかないので、選手、保護者・スタッフが協力しあってビーチまで船を持っていきます

【2日目】12月27日
 午前中は阿真ビーチに用意したヨットでセーリングです。船が風に流されないよう近い場所に設置したブイを目標にセーリング。慣れてきたところでチーム対抗リレーで遊びました。ビーチでランチしたら午後は座間味沖にある無人島・安慶名敷島(あげなしく)までアドベンチャー・セーリングです。白砂とエメラルドのビーチに上陸。ここでは無人島に流れてきたゴミを拾ったり(ビーチクリーン)、数頭いるという野生のヤギを遠くに観察しました。

無人島の安慶名敷島(あげなしく)。まっすぐ走れば15分程度の距離ですが、子どもたちはあっち行ったり、こっち行ったり。時間は掛かりましたが、なんとか無人島に到着できました
同時期に座間味でJSAFホープ合宿(ホープ育成プログラム)がおこなわれていて、オリンピックを目指す次世代選手たちも駆け寄ってきてくれました。ハーバーでみたことのある先輩セーラーもいて子どもたちは大はしゃぎです
ひとり乗りが苦手な子はリーダーやサブリーダー、仲間と一緒に乗ることもできます。そうすれば怖くありません。レースではないので安全であれば何でもありなのです
無人島でビーチクリーン。無人島にはゴミが流れ着くようで、意外にもたくさんのゴミが落ちていました。子どもたちはゲーム感覚でゴミを探し、たくさんの海洋ゴミを回収しました

【3日目 12月28日】
 3日目は思う存分にマリンスポーツを楽しみます。地元ショップの協力で、SUP、シュノーケリング、シーカヤックを用意してもらい交代で海に出ました。保護者もいっしょに参加できるので、子どもと一緒にOPやカヤックに乗ることもできます。途中、ウミガメがいるという情報でテンションは一気にあがり、雨が降り出したのも忘れて海遊びしました。午後は雨が強くなってきたので早めの後片付け。船を艇庫へ運び、みんなで水洗いした後片付けしました。

3日目はマリンスポーツをたのしむ日。パドルの持ち方を教えてもらい、ただしい乗り方でSUPに挑戦。小雨混じりでしたが大人も子どもも時間ギリギリまで遊んでいました
マリンスポーツはセーリング、SUP、シーカヤック、シュノーケリングが用意されていて、交代で遊びました。それにしても子どもの遊びのアイデアとエネルギーは無限大。疲れも知らず遊び尽くしてました
子どもを誘って親子セーリング。長くジュニアセーリングに関わっている方も、子どもと一緒にセーリングした時間は少ないのではないでしょうか。そんな貴重な経験もできます
3日目の懇親会パーティでは、フューチャーズ座間味レガッタを応援してくれている協賛各社からのグッズをプレゼント。じゃんけん大会で盛り上がりました
高校3年から3回リーダーをつとめ、子どもたちから絶大な人気を得ていた鈴木萌風さん(京都産業大4年)が大学卒業を機にリーダーを卒業。社会人になっても遊びに来てね!
お笑い芸人ロッチ中岡さんがサプライズ参加。中岡さんは座間味が大好きでプライベートでも訪れているそうです。子どもたちは無理難題の質問で困らせていましたが、最後は仲良く記念写真

【4日目】12月29日
 最終日は希望者を募って本格的なシュノーケリングに出発しました。海に潜るとすぐさまウミガメを発見!カメを刺激しないように距離をとっていっしょに泳ぎました。フューチャーズ座間味レガッタも終わりが近づいてきました。午後2時発のフェリーで那覇へ移動します。座間味の子供たちと「また会おうね!」と約束して島を後にしました。しかし、これで終わりと思いきや、那覇へ向かうフェリーからクジラを発見! 最後の最後まで沖縄の海を満喫したのでした。


 フューチャーズ座間味レガッタは今年も大成功で終わることができました。参加したみなさんは、ただいま座間味ロスの真っ最中ではないでしょうか? フューチャーズ座間味レガッタは2024年度も開催予定です。イベントの情報はSNSを通じて発信していきますので、ぜひチェックしてください。次回開催をおたのしみに!

最終日のシュノーケリングではウミガメを発見。ゆうゆうと泳ぐウミガメとの遭遇に子どもたちはテンションあがりっぱなしです
あっという間に4日間が過ぎてフューチャーズ座間味レガッタ終了です。座間味島をフェリーで出港。島で知り合った友だちが見えなくなるまで手を振ってお別れしました。いい思い出がたくさんできましたね!
2023年470世界王者、東京五輪日本代表の岡田奎樹選手から参加選手へメッセージ。岡田選手は東京五輪前、座間味島で強化合宿をしていた時にフューチャーズ座間味レガッタの参加選手たちと親睦を深めてくれました
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