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強風うねりの相模湾。第2回関東470フリートレース

 3月26、27日、今月2回目になる「関東470協会フリートレース」が開催されました。前回の参加艇数を超える69艇の参加があり、今大会も京都大学の3艇の参加がありました。遠くから遠征いただきありがとうございます。学生の参加が多く、インカレを控えた大会でもあったので一斉スタートとし、ビックフリートでの大会となるようにしました。(レポート/関東470協会)

Day1
 前線が近づく中でのレースとなり、一時は20ノット近くまで上がり、左右から押し寄せてくる不規則な波の中での開催となりました。前回と同様にまだ乗り慣れてない選手も多く、特にマーク付近ではコントロールできず失速している艇が数多く見られました。

 また風速が上がったフリーでは、スキッパーとクルーのタイミングが合わず無意味に船がローリングしたり、下マークからフィニッシュまでのリーチングではジブやバングの引きすぎでうまく走れていない艇も多かったです。強風下では確実な動作やマーク回航が出来るように練習してほしいです。

 そんな中、やはり吉田・木村組が抜群の安定感で独走になりました。上位選手と走れる機会があるのは、この関東フリートレースに参加する魅力の一つです。学生セーラーの皆さんは是非この機会を活用しトレーニングを積んでほしいです。

Day2
 昨日の強風の影響があり3メートル近いうねりが残るなかの開催となりました。北風の振れる風と風向と逆方向からのウネリで船を安定させるのが難しい海面です。

 クローズはある程度走ることができていましたが、ダウンウインドレグは風の振れに合わせたコース取りができていない船が多く、大きく順位を落としていた艇も見られました。

 2日間はとても珍しい荒れた海面で参加した選手には貴重な経験になっていたのではないでしょうか。2日間安定した走りをした吉田・木村組が優勝となりました。

 次回のフリートレースは4月16、17日に開催されます。関東水域の学生にとっては春インカレ前であり、大会前の調整としてもこのレースを活用いただけますと幸いです。

2022年第2回関東470協会フリートレース成績
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