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スナイプ級ミックス西村/篠原、ジュニア内貴/佐々木が優勝!

 11月15日、愛知県蒲郡・豊田自動織機 海陽ヨットハーバーで開催された「全日本スナイプ級ミックスヨット選手権」「全日本スナイプ級ジュニアヨット選手権」最終日は、北西の弱い風で1レース実施。最終レースはスタートしましたが、2上アップウインドで風が大きく振れてレースキャンセル。合計4レースの結果、ミックスは西村秀樹/篠原璃音(DUYC)、ジュニアは内貴航路朗/佐々木一馬(同志社大)が優勝を飾りました。(BHM編集部)

第1回全日本スナイプ級ミックスヨット選手権優勝の西村秀樹/篠原璃音。西村選手はスナイプに乗るために減量しました

スナイプ全日本ミックス優勝
西村秀樹/篠原璃音(DUYC)
 西村は同志社大ヨット部を卒業して8年、現在は同校のスナイプコーチを務めています。引退したばかりの篠原(4年)は大学でヨットを始め、前週に開催された全日本インカレにクルーで出場しました(個人戦4位)。
「スナイプに今年から本格的に復帰しました。今年はかなり乗り込んでいます。クルーの篠原はインカレに出場して蒲郡で乗り込んでいて、風がよく分かっている。だからセーリングに集中できました。ミックスは時代にあったよい取り組みだと思います。来年は琵琶湖。これからもっと増えてほしいですね」(西村)
「右展開で振れタックを使うのは全日本インカレと似た展開でした。西村コーチと乗って、タックの細かい感覚などは現役と違うもので勉強になりました。ミックス種目は、大学に入ってから始めた女子選手が卒業しても活躍できるいい機会になると思います」(篠原)

2-1-8-4位の安定成績で優勝を飾った西村/篠原。本大会では同志社大コーチ、現役選手が大活躍しました
全日本スナイプ級ジュニアヨット選手権優勝の内貴航路朗/佐々木一馬(同志社大)

スナイプ全日本ジュニア優勝
内貴航路朗/佐々木一馬(同志社大)
 佐々木(3年)は、インカレの強風クルーとして準備していて、残念ながら今年は活躍の場はなし。内貴(2年)は横浜市民ジュニアでセーリングを始め光高校〜同志社大へ。全日本インカレ個人戦では篠原璃音と組んで総合4位。
「全日本インカレ2日目のコンディショに似ていて、自分たちがいちばん走り込んだ風で、プラスを走ることを意識していました。レースなので勝ちにこだわっていましたが、インカレの反省を踏まえてステップアップできたと思います」(佐々木)
「風向的に琵琶湖と似ていました。さんざん走り込んでいたので違和感なく戦うことができました。来年のワールドはポルトガル・カスカイス。ぜひ挑戦したい」(内貴)

最終日最終レースもスタートしましたが、途中で風が40度ほど振れてしまい、レースはキャセルされました
ミックス準優勝の吉田 愛/浜田勇一。吉田は(延期された)日本開催の世界選手権を目標に練習を開始しましたが、引き続きスナイプ級でも活動を続けるとのこと。今週は江の島470全日本選手権に出場し、12月にはスナイプ全日本に出場します。「(ミックスは)世界の流れに乗っているし、日本では普及という面でもいいと思います。もうちょっとスキッパー女子が増えてくれたら、もっと楽しそうです」(吉田)
初開催となる全日本ミックスのトロフィーが新調されました
全日本ミックス、ジュニア選手権の入賞選手
2021全日本スナイプ級ミックス&ジュニアヨット選手権 最終成績
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