Loading

早稲田大が5連覇達成!関東学生ヨット選手権最終日

 10月10日、葉山沖で3日間開催された「第88回関東学生ヨット選手権」最終日は午前中に残った北東風の弱い風で最終1レースを実施。予定されていた全8レースを終えました。結果は470級、スナイプ級ともに早稲田大が1位を獲得。同校が総合優勝を飾りました。(BHM編集部)

470、スナイプクラス、総合優勝を飾った早稲田大。特にスナイプ陣は、全日本優勝を果たした昨年同様、鉄壁の走りを見せました

 前日まで大きくリードしていた日本大は、初日第1レースでプロテスト委員会から日本大470の3艇に抗議が出され(大会2日目夜に通達)、最終レース後に審問がおこなわれました。その結果、日本大3艇が第1レースで失格(69条違反)となり、大きく順位が変動する結果となりました。

 総合優勝を獲得した早稲田大は5連覇を達成しました。しかし、初日の失格がなければ日本大が勝利していたことを踏まえると、両校の実力は伯仲しているといえます。いくつかの課題と疑問を残し、すっきりしない大会であったことに間違いありませんが、11月3〜7日に愛知県蒲郡で開催される全日本学生ヨット選手権での再試合を楽しみにしたいと思います。

◎全日本学生ヨット選手権 出場校(関東水域)
470級:早稲田大、慶応大、日本大、中央大、明治大、明海大、東京大、横浜国立大
スナイプ級:早稲田大、日本大、慶応大、明海大、明治大、横浜国立大、中央大、立教大

関東インカレ最終日は雨上がり後の不安定な北東風で1レース実施。470、スナイプともに数艇のDNFがありました
470第8レースはトップ争いの中山/池田(日本大)と倉橋/松本(早稲田大)がデットヒート。先行する中山艇の風を遮りながら距離を縮め、タイトなせめぎ合いが見られました
フィニッシュライン間際で中山艇に同時ジャイブして倉橋艇が逆転。そのまま先行し、数十センチ差でトップフィニッシュを決めました
第88回関東学生ヨット選手権 470最終成績
第88回関東学生ヨット選手権 スナイプ最終成績
第88回関東学生ヨット選手権総合成績
日本大が失格となった10月8日 第1レース(写真)はかなり風が弱い状況で11時30分にスタートしました。離れて風上位置を走っていた日本大3艇が、スタートラインへ戻るために42条違反(ロッキング、パンピング)をしたか、しないかが焦点となりました。この日本大の行為に早稲田大は抗議を出しましたが審問の結果、状況不十分(抗議の意思を伝えていない)で却下。その後、調査を進めた結果、プロテスト委員会から日本大3艇に対して抗議が出され、69条違反により失格となりました。ただし、69条違反の詳細については現時点(最終日夜)で公式に公開されていません
CATEGORY:  COLLEGEDINGHYINSHORENEWS