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カディスで開幕、SailGP第6戦スペイン大会迫る!

 SailGP第6戦スペイン大会が、10月9、10日に開催されます。舞台となるのは、スペイン南西部、大西洋に面したアンダルシア地方の港湾都市カディスです。(レポート/日本SailGP)

スペイン・カディスで開催されるSailGP第6戦

 美しい観光名所コスタ・デ・ラ・ルス(光の海岸)の一部で、あのコロンブスが新大陸発見に向け出発した港としても知られています。ヨーロッパ最古の都市とも言われる古い街並みを背景に8カ国8チームが、最新の技術を搭載したカタマランF50で超高速レースを繰り広げます。

◎日本チームの今シーズンこれまでの成績
第1戦 バミューダ大会/7位
第2戦 イタリア大会/優勝
第3戦 イギリス大会/6位
第4戦 デンマーク大会/準優勝
第5戦 フランス大会/優勝

 波のある前半戦でしたが、日本チームは中盤に入り調子を上げ、第5戦目にしてシーズン成績暫定トップに立ちました。現在、シーズン・リーダーボードのトップ4チームが3ポイント差でしのぎを削る中、なんとか上位を維持し終盤戦をむかえたいところです。さらに激しさを増す上位争いに目が離せません。

年間成績(第5戦まで)
フランスチーム・新ドライバー / クエンティン・ドラピエール

◎フランスチームに新ドライバー
 フランスSailGPチームは、フランス大会終了後、ドライバーの交代を発表しました。クエンティン・ドラピエールが、スペイン大会からフランスチームの舵を握ります。

 東京オリンピックではナクラ17級フランス代表で出場(8位)。ブルターニュのバンヌ出身、29歳のドラピエールは、ビリー・ベッソンの後任として戦います。

 2018年の発足以来、ベッソンはフランスチームに不可欠な存在であり、チームの発展とパフォーマンスに重要な役割を果たし、セーリング界でもトップレベルの競争力を誇示してきました。

 自国開催であるサントロペでの不本意な結果を受けて、チームが成績を上げるための最良の手段として今回の交代が行われました。

 ドラピエールは、マッチレースからキールボートレース、32メートルのトリマランまで、幅広く経験を積んできたマルチセーラーです。

◎ニュージランド大会について
 SailGPは第7戦ニュージーランド大会(2022年1月29日〜30日)開催に向け、選手やスタッフが入国の際に必要な隔離施設(MIQ)確保のために進めていた申請が、中央政府により取り下げられたとの報告を受けています。

 これにより国外からの大会関係者の入国が困難になりました。すべてのニュージーランド国民とSailGP関係者の健康と安全を最優先に考慮した結果、特別な措置は適応されませんでした。

 SailGPとホストシティーのクライストチャーチは、引き続き来シーズンの大会開催に向け前向きに取り組んでおり、ニュージーランド政府との協議も継続しています。

◎カディスでも実施する『プラスティック・プロミス』
 日本SailGPチームは、“Unwrapping Japan, working towards a plastic free world to fight climate change(アンラッピング・ジャパン、気候変動と戦うためにプラスチックのない世界を目指す)” をスローガンに、より良い未来のためにレースを続けています。

 チームは、この取り組みを世界に広めていく目的で、各開催地の人々に呼びかけ、プラスチック汚染に立ち向かう『プラスチック・プロミス』という取り組みを行っており、今回もサントロペで実施します。レースが開催される週末の2日間、以下の3つの約束を実行する事で誰でも参加する事ができます。

1 プラスチック製の日用生活品をひとつ選び、それを二度と使用しない
2 素材にプラスチックが含まれていない服を着る
3 プラスチックで包装された食べ物や飲み物を買わない

◎SailGP シーズン2スケジュール
第1戦 4月24、25日 バミューダ
第2戦 6月5、6日 ターラント・イタリア
第3戦 7月17、18日 プリマス・イギリス
第4戦 8月20、21日 オーフス・デンマーク
第5戦 9月11、12日 サントロペ・フランス
第6戦 10月9、10日 カディス・スペイン
第7戦 12月17、18日 オーストラリア・シドニー
第8戦 2022年1月29、30日 クライストチャーチ・ニュージーランド
第9戦 2022年3月26、27日 サンフランシスコ・アメリカ

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