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日本最速・最強は誰だ!? 浜名湖全日本モス級選手権

 10月2日、静岡県浜名湖のビーチスマリーナで「第54回全日本モス級選手権2021」が開幕しました。大会初日は台風一過の夏日となり、浜名湖は予報に反してライトウインド。長時間の風待ちの末、午後3時すぎから吹き始めた南西風で2レースおこなわれました。(BHM編集部)

浜名湖で開幕したモス全日本。オリンピアン、インターハイ・インカレ王者らが出場しています

 本大会にはモス級に加えて姉妹艇のワスプ級が2艇合流して合計21艇エントリーしています。出場選手はバラエティに飛んでいて、東京五輪470級代表の岡田奎樹(2度目)、49er級代表の小泉維吹(初出場)が参戦。彼らは大会一週間前に浜名湖入りして、事前練習をおこなう気合の入れようです。

 また、本年度のインターハイチャンピオンを含む4名の高校生も出場するなど例年以上の盛り上がりを見せています。さらに注目は、9月にイタリア・ガルダ湖で開催された世界選手権帰りの行則啓太が、ワールドでブラッシュアップしたスピードを武器に参戦。8度の優勝歴を持つ後藤浩紀にストップを掛けることができるか、に注目が集まっています。

 第1レースでは10ノット超の絶好のフォイリングコンディションで行則がダントツの1位。しかし、第2レースで行則がフォイルトラブルがあって棄権し、後藤がトップフィニッシュ。暫定成績では後藤浩紀が先行して初日を終えました。

 モス級全日本は明日10月3日が最終日。良い風が吹くことを祈ります。

全日本の開催地、ビーチスマリーナ。フォイリングの聖地でもあります
開会式の様子
ビーチスマリーナ前の砂浜から出艇します
五輪後はモスに乗り込むことでヨットのたのしさを再確認したという岡田奎樹
高校生4人組。左から嶋倉照晃、宇田川涼太郎、池田海人、岡田爽良
ロンドン五輪470代表でモス・ワスプ乗り、ウイングフォイルも乗りこなし、現在は日本SailGPチームに参加する梶本和歌子
第1レースのスタート。バラバラ感あり
ワスプは梶本和歌子対池田海人(霞ヶ浦高。インターハイ420男子優勝)の一騎打ち
フォイリングを日本に広げる伝道師、後藤浩紀。9回目の全日本優勝を狙います
イタリアワールド帰りの行則啓太。後藤モスと同じビーカー(マッカイボート)ですが、フォイルが異なります。ダウンウインドでは行則が有利か?
和歌山インターハイ・レーザーラジアル級で優勝した嶋倉照晃(霞ヶ浦高)
同志社大時代は全日本インカレを制覇。レーザー、スナイプ、モスまで乗りこなす杉山航一朗
乗っている時間はわずか。事前に浜名湖入りしてトレーニングした小泉維吹。小泉は今回初めてモスに乗ります
東京2020後はモスのトレーニングでセーリング力を高めている岡田奎樹。これからパリ五輪メダル獲得に向けて活動を開始します
第54回全日本モス・初日終了時成績
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