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連載第23回 空飛ぶ日記「編集長は2年ぶりに空を飛んだ」

 みなさん、こんにちは。バルクヘッドマガジン編集長です。関東地方は、雨、曇り、雨、たまに晴れ、といった毎日で、梅雨前線ド真ん中にいるようです。梅雨空ながらも移動自粛が解除されたことで、編集部のある葉山はにぎわうようになりました。週末は人でいっぱいです。(BHM編集部)

バルクヘッドマガジン編集長は、短時間でしたが気持ちよく空を飛んできましたよ。記事で出てくるプロッダーとは赤丸の部分です

 編集部には全国から少しずつセーリングが再開されているニュースが入ってきています。ジュニア、高校、大学も活動再開の流れにあり、しばらくは自粛明けのウォーミングアップ期間といったところでしょうか。

 ウォーミングアップといえば、編集長も時間を見つけてはハーバーに通っています。しかし、作業をするには効率が悪い。ひさしぶりに会う人ばかりなので、すぐに話し込んでしまいます。ハーバーでもおしゃべり、艤装品を買いにショップへ行っておしゃべり。

 人と話すって楽しいものですね。自粛期間中は家族以外と対面で話すことがなかったので、人と話すことのありがたさをひしひしと感じています。早く元の世界に戻ってほしいですね。

 おしゃべりのせいで作業は低速モードで進みましたが、モスの整備はひととおり完了しました。さあ、モスに乗るのは約2年ぶりです。この時期は何を着ればいいんだっけ? ウエットスーツはどこにあったかな。グローブは? ブーツは? 部屋のあちこちから「海着」をひっぱり出しました。

 時間は午後2時30分。風は弱めの南風です。徐々に上がってきそうな雰囲気ですが、ウォーミングアップにちょうどよいかもしれません。出艇の緊張感を思い出しながら、海を見ているともやもやとした不安がよぎり、ちょっとだけ怖くなってきました。ああ、これがモスに乗るってことなんだなぁ、と思い出しました。

 で、編集長は、ふふふ、ひさびさに飛んできましたよ。メインシートを引き込んで、ググッとアンヒールさせて、クイッとお尻が浮き上がるあの感じ。編集長は元気に飛びあがってきました。

 あれ、でも、何かがおかしい。セールから伝わるパワーが鈍くて重くて、どん詰まった感じです。おかしい、おかしいと思いながら数回の沈を繰り返し、ふと、セールを見上げると、、、

 3本のステイがプロッダー(スプレッダー部分)から外れちゃっているではありませんか。うわー、風が弱くてよかった。編集長の整備ミスです。風が上がってきたら、マストが折れていたかもしれません。

 編集長の復活フォイリングタイムは、1時間程度で逃げるように帰港しました。ハーバーに戻ると、同じくギアを壊して戻ってきたというクリスティン(豪パース出身の女性モス乗りで、今年1月の豪世界選手権に出場した猛者。仕事で1年間日本に滞在しています)がひとこと。

「これがモスライフなのよね」(ため息まじり)

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