写真で振り返る日本のヨットレース、この10年(6)
2016年に愛知県蒲郡で開催された全日本学生ヨット選手権(全日本インカレ)は、大会初日から波乱尽くしとなりました。第2レースの途中から風が吹き上がりトラブル艇が続出。スナイプ級は63艇中7艇だけがフィニッシュできるという大波乱となりました。(BHM編集部)
この写真を撮影したのはサイドマーク付近で、強いブローが入った瞬間に対処できずにオーバーヒール沈する瞬間です。その後、乗っていたプレスボートはレスキュー活動をおこない、選手たちを救助したのを覚えています。
朝イチ穏やかだった海は「地獄絵図」のように急変し、バルクヘッドマガジン編集長はレース中に沈起こしできず放置された船を回収するため、荒れた海を行き来していました。
当時は、これから先も見る機会の少ない荒れた海だと思いましたが、この翌年の全日本インカレ(2017年福井)でも海は大荒れとなり、同じような地獄絵図を見ることになりました。
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