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やった!日本、念願の初勝利を飾る。SailGPニューヨーク大会

6月21日、22日、ニューヨークで開催された「SailGP」第3戦で日本チームが初優勝を果たしました。予選となるフリートレースで3連勝した日本は決勝マッチレースでオーストラリアと対戦。ニューヨーク・ハドソン川の極端な風と流れに翻弄され先行を許すも、ダウンウインドレグで風を取った日本が逆転。リードを広げ念願の初勝利を決めました。SailGPはこの後、8月英カウズ、9月仏マルセイユ(ファイナル)が予定され、年間優勝チームには賞金100万ドルが授与されます。(BHM編集部)


ネイサン・アウタリッジ(後列左)がヘルムスマンをつとめる日本SailGPチーム。吉田雄悟、イアン・ジャンセン、森嶋ティモシー、(前列左から)笠谷勇希、高橋レオ、ルーク・パーキンソン。photo by Beau Outteridge

◎レース直後の選手コメント
「第2戦のサンフランシスコ大会では本当に悔しい思いをしたので、ニューヨーク大会で勝つことができ最高に嬉しいです。実は最後まですごく緊張していました。お互いに口には出さないけれど、一緒にグラインダーを担当していたレオも緊張していたと思います。最後にフィニッシュラインを切った時は本当に嬉しかったです」(笠谷 勇希/グラインダー・マッチレース出場)

「マッチレースのスタート前はさすがにドキドキしました。過去2回、いずれもマッチレースで負けていますから。でも最後までがんばればきっと勝てると思い、がんばってグラインドしました。優勝できて最高です」(高橋 レオ/グラインダー・マッチレース出場)

「今日は昨日よりは少し風が弱かったけれども、難しいコンディションに変わりはありません。でもどんな場面でも焦ることなく、自信を持って一つ一つのレースを楽しむことができたことが勝利に繋がったと思います。ニューヨーク大会での優勝はチームにとって非常に意味のあることです。開幕戦のシドニー大会は明らかにオーストラリアチームとの差がありました。続くサンフランシスコ大会ではその差を詰めましたが結果がついてきませんでした。でもここで優勝でき、自分たちのチームがやってきたことは間違っていないと確信できました」(ネイサン・アウタリッジ/ヘルムスマン)

「本当に嬉しいです。1位を取るというのが我々チームの一つの目標でしたので、チーム一丸となって戦った結果が成績に現れたのかなと思います。ニューヨークはいつもそうですが、非常に難しいレースコースです。その中でセーラーは辛抱強く最後まで戦ってくれ、チームの強さ証明することができたと思います。今回、優勝することができましたが、今シーズンはまだ2戦ありますから、怠らずにチームとして実力を上げながら次の大会にのぞんでいきたいと思います」(早福 和彦/最高執行責任者)

第3戦ニューヨーク大会成績
1 日本 49点
2 オーストラリア45点
3 アメリカ 37点
4 中国 33点
5 フランス 32点
6 イギリス 27点

第3戦までの総合成績
1 日本 140点
2 オーストラリア139点
3 イギリス 106点
4 アメリカ 105点
5 中国 93点
6 フランス 93点

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