Loading

【テーザー】蒲郡ワールド2日目。ジョナサン/リビージョンソンがトップへ

 8月2日、テーザー世界選手権レース2日目は、南東の風9〜16ノットのコンディションで3レースが実施されました。この日も抜群のスピードでトップ集団をリードしたのが、アメリカのジョナサン/リビージョンソン・マッキーです。6レースを終え、トータル6ポイントで総合1位。五輪金メダリストの実力をいかんなく発揮しています。(レポート/西 朝子 テーザーワールド実行委員会)

7Z7A4093
2日目までにハイクアウトコンディションで合計6レース実施。蒲郡沖は、満足の風が吹いています。photo by Junichi Hirai

 第5レースでマッキー組の前を走りトップフィニッシュしたのが、オーストラリアのジェームス・バーマン/タラ・マッコールです。普段はビッグボートに乗ることが多いというジェームスと、レーザー級などで活躍するタラは、「2人で一緒に乗りたいから」とテーザーワールドへの参加を決めました。

 「結婚する前に一緒に乗ってみたほうがいいでしょ?」と話す2人。一緒に乗ってみてどうだった? との問いには「楽しい! レース中のコミュニケーションほとんどうまくいっているけれど、時々頭にくることもある(笑)」との答え。6レースが終わった時点で26ポイント、総合5位につけています。

CH6I7403
暫定5位、婚前ワールド参戦のジェームス・バーマン/タラ・マッコール(AUS)。photo by Junichi Hirai

 クリス・ダンス/ジェレミー・エルムズリーが17ポイントで総合2位、ロバート/ニコル・ダグラスが22ポイントで総合3位と続いています。

 日本選手トップは、トータル35ポイント(同点7位)で、佐藤浩章/村岸恭明(江の島)と、高橋洸志/杉浦博之(浜名湖)が並びました。

「外国勢との差はリーチングのスピード。レース後、ダグラス親子に走らせ方のコツを聞くことができたので、明日のレースで試してみたい」(高橋)

 トップ集団はマッキー組が頭ひとつ抜け出した格好ですが、2位から11位までは20ポイント差にひしめく大混戦。明日以降も表彰台を狙った接戦が続きそうです。

 また本日は、地元蒲郡市内の小中学生と保護者50人を招待した「親子でヨットレース観戦:テーザー級ヨット世界選手権大会 観戦&交流会〜海と日本PROJECT〜」も開催されました。

 間近でレースを観戦した子供たちは、思ったより速く走るヨットに興奮気味。レース艇が転覆したことに驚き、乗員が力を合わせて元に戻す様子にエールをおくっていました。

 レース後に海陽ヨットハーバーで行われた参加選手たちとの交流会では、「どうしたら速く走らせることができるの?」「転覆した船はどうやって立て直すの?」といった質問が出るほど、ヨットレースに興味を持ってくれたようです。

 軽快なリズムの「ちゃらぼこ太鼓」の演奏を聞き、アサリ出汁が絶品の「ガマゴリうどん」に舌鼓をうち、最後はみんなで盆踊りをするなど交流会は最後まで盛り上がりました。

 8月3日も正午過ぎに第1レースがスタートする予定です。

4J5A0673
2009年和歌山ワールドで優勝したダグラス親子。photo by Junichi Hirai

CH6I7374
ダントツのスピードでトップに立ったジョナサン/リビージョンソン・マッキー夫妻。photo by Junichi Hirai

CH6I7029
佐藤/村岸と同点7位で並ぶ高橋洸志/杉浦博之。photo by Junichi Hirai

CH6I7168
テーザーワールドを子どもたちが海上から観戦。迫力のヨットレースを見学しました。photo by Junichi Hirai

7Z7A3818
ワールド直前に亡くなられたテーザー仲間の山下さん(2621、Fatty Cat)を偲んで。photo by Junichi Hirai

CH6I8423
アフターレースパーティでは、子どもたちも参加したスイカ割り、盆踊り、蒲郡名物のうどんが振る舞われ、ちゃらぼこ太鼓が披露されました。photo by Junichi Hirai

CH6I8471
艇庫前でおこなわれたアフターレースパーティ。photo by Junichi Hirai

7Z7A8576
盆踊りも盛り上がりました。photo by Junichi Hirai


テーザーワールド2日目ダイジェスト

2017TasarWordlResult_0802modify
テーザーワールド2日目成績

◎Tasar World Championship 2017
http://tasarworlds2017.org/
◎テーザーワールド バルクヘッドマガジン・フォトギャラリー
http://ur0.pw/F4kU

====================================
わたしたちは走り続けるセーラーを応援します
BULKHEAD magazine supported by
日本レジャーチャンネル
ベイトリップ セーリング
パフォーマンス セイルクラフト ジャパン
SAILFAST
ウルマンセイルスジャパン
ノースセールジャパン
アビームコンサルティング
トーヨーアサノ
リビエラリゾート
Velocitek
コスモマリン
JIB
一点鐘
エイ・シー・ティー
ファクトリーゼロ

CATEGORY:  DINGHYINSHORESPECIAL