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【コラム】おっさん、セーリングできる幸せな時間をかみしめる

 春、セーリングシーズンがやってきました。バルクヘッドマガジンも取材遠征高速稼働期に突入です。3月の編集部はボートショーの特別イベントブース「セーリングビレッジ」のお手伝いに始まり、三河湾「大学対抗&U25マッチ」、江の島「オプティミスト級ナショナルチーム選考」を取材しました。その間、藤沢写真展や講演会もあり、春が始まったばかりというのに、疲れがドッとたまってしまいました。ポンコツですみません。(BHM編集部)

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これから編集長はパルマ・デ・マヨルカで開催されるプリンセスソフィア杯に行ってきます。写真は表彰セレモニーがおこなわれるパルマ大聖堂。荘厳すぎる。photo by Junichi Hirai

 モスで飛ぶのはしばらくおあずけ、でしょうか。結局3月のフライトは1回だけ。どうしても飛びたくなって1時間だけ海に出ました。しかし、練習のスパンが開いてしまうと良いことありません。背中と首の筋肉をグギッと痛め、いそいそと帰着。フォイリングできる時間のありがたみを、しみじみ噛みしめています。

 おっさんみたいなことばかり言っていますが、歳を重ねると若い時ほど身体は動きにくくなります。腰、肩、背中の痛みに、もの忘れは、ひどくなるばかりです。だからこそ、いま飛んでおかないと、いつ乗れなくなるのか分かりません。月に2回海に出るとすれば年間24回のセーリング。でも、このうち、セーリングに最も適した最高の風が吹くのは何日あるでしょうか。

 青空の下、暑すぎず、寒すぎず、波はほとんどなくて、一定方向から吹くドライな風。こんな風に出合えることは、そうありません。もしかしたら1年で1回、いや、1年で一度もないかもしれません。となると、これから先、何度、最高の風でセーリングできるのか? そんなことを考えると、1度のセーリングが、この上ない貴重な時間だとわかります。

 さらに、モスの場合、飛べるコンディションが他のディンギーに比べて限られます。いまの編集長に心地よいフォイリングは、フラット海面、10ノット前後の風でしょうか。全国のおっさん諸君、飛ぶなら「いま」ですよ。あのチャンスで飛んでおけばよかった、と後悔する前に挑戦してみることをおすすめします(編集長、責任は持ちませんけど)。

 さて、編集長はこれからスペイン地中海の島、マヨルカ島へ行ってきます。遠征の目的は、東京五輪を目指す日本選手が多数出場する「プリンセスソフィア杯」の取材です。この大会は、編集長が最も取材している国際大会のひとつで、毎年たのしみにしています。レガッタ中は必ず1度は強風が吹くし、コントラストの強い日差しは撮影に最適です。ここで撮影すれば、だれでもプロカメラマンになれそうです。それでは、良い風が吹くことを願って、行ってきます!

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