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須磨名物・シアトルカップ盛況。優勝〈ビービーシャンティ〉!

 9月20、21の2日間、神戸須磨で「第25回シアトルカップレース(西日本ミドルボート選手権併設)」が開催されました。初日はIRCクラス(18艇)によるソーセージコース×3レース、2日目はクルーザークラス(12艇)を加えての大阪湾横断レースです。大阪湾横断レースは今年で51回目の歴史あるレースです。(レポート/飯塚正人 レース委員長、写真/山崎武敏)

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25回を迎えたシアトルカップをスタートするIRCクラス。photo by T.Yamazaki

 1日目、第1レーススタート時は風向150〜170度でしたが、その後風は右に回っていき第3レーススタート時は風向90度、途中で風向0度まで振れ戻すという状況でした。明石海峡に近い須磨では潮も強く、レース海面は海水の色がはっきりと2色に分かれている状況で、風と潮に翻弄された1日目となりました。

 この時点で、トップはポイント8点の〈ビービーシャンティ〉(VITE31、高松)、続いて12点の〈アグネス〉(Y-33S、新西宮)と〈ファイブスター〉(X35OD、新西宮)、15点の〈きねきね30〉(Farr30、広島)と上位は混戦状態。初日夜のウエルカムパーティーでは恒例のチーム対抗腕相撲大会も開催され、参加者も運営側も楽しいひと時を過ごしました。

 2日目ロングレース。スタート時は超微風で、その後に中風となり2日目も風と潮に翻弄されたレースになりました。その状況の中、トップは〈ビービーシャンティ〉、2位〈アグネス〉、3位〈きねきね30〉となり、その結果IRCクラス総合優勝は〈ビービーシャンティ〉(9.2点)、準優勝〈アグネス〉(14.4点)、3位〈きねきね30〉(18.6点)となりました。今回のような風と潮に翻弄された状況でも上位に入ったチームは、総合的に実力のあるチームだと思います。

 クルーザークラスは、優勝〈赤兎〉(横山36木造、明石)、準優勝〈埋木アオバ〉(Woodfriender24、新西宮)、3位〈セイルキティー3〉(Y31S、本荘)となりました。上位2艇が木造船、瀬戸内の木造船恐るべしです。

 今年も皆様のおかげで無事にレースを終了することができました。来年も皆さんと須磨で会えることを楽しみにすると共に、どんどん新しいチームに参加して頂けることを心より願っております。

◎シアトルカップ(成績表等)
http://www.seattle-cup.org

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IRCクラス優勝は、高松を拠点に活動する〈ビービーシャンティ〉(VITE31)。photo by T.Yamazaki

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クルーザークラス優勝の〈赤兎〉(横山36木造)。photo by T.Yamazaki

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ビービーシャンティチーム。photo by T.Yamazaki

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IRCクラス成績

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クルーザークラス成績

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