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倉橋直暉、イギリスOP級ヨーロッパ選手権で5位入賞!

 JODAヨーロッパチームは7月14〜25日まで、イギリス・プスヘリで行われた「2015オプティミスト級ヨーロッパ選手権」へ参加しました。男子は156人、女子は96人、総勢252人の参加選手による大会へ、菅澤龍佑、池田海人、倉橋直暉、蓮千鶴、小菅楓の5選手が、3月に江の島で行われた最終選考会をへて日本代表選手としてレースへ参加しました。(文・写真提供/池田 江の島ヨットクラブジュニア)

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ベルギーチームと記念撮影

 到着翌日は、チャーター艇の受け取りが有りました。受け取り後、遅めの昼食をとり、ベルギーチームと初の海上練習をおこないました。風は安定した南風で4〜6m/sの安定した風が吹いていましたが、少々波があり、選手達は始め戸惑っていましたが、徐々に慣れてベルギーチームと互角の走りをしていました。夕食時には、青山篤さん(江の島ヨットクラブジュニア)の知り合いの、地元ドラゴンセイラーのロビーさんから海上の状況の説明をしていただきました。

 7月19日予選第1日。風向235度、風速6〜7.5m/sの安定してが風が吹きました。10時からコーチミーティングを行い、10時30分にB旗(ハーバーまで移動OK)が掲揚され、11時15分D旗掲揚で一斉に5ディビジョン、252選手が出艇していきます。レース海面までは、おおよそ20分程度の帆走となります。

 本日のディビジョンは、ボーイズ青に菅澤、赤に倉橋、池田、ガールズ青に蓮、小菅となりました、翌日以降は成績によって再度、ディビジョンの変更が実施されます。

 予定通り11時55分にクラス旗が上がり、予告信号はU旗を採用し、12時スタートと思いきや、ゼネリコ。その後、ブラック旗で、何とかスタート。今回の第1レースにおいては、全ディビジョンにおいて、ゼネリコ→ブラックという結果になりました。海上の状況は風軸が安定しているため、上手にパフを拾って行くのが良い結果につかがるようです。

 7月20日は、朝から小雨が降っていましたが、午前中は4m/s程度の風で、絶好のレース日和かと思いきや、D掲揚の11時には8〜9m/に吹き上がりました。レースは12時にガールズ黄がスタートしましたが、そのころには、霧のため視界が悪化し、選手達は第1マークが見えないままスタートしていきました。

 10分後にガールズ青のスタートを実施しましたがゼネリコに。さらに視界が悪化したため、一時AP旗を掲揚しましたが、結果的には、全ディビジョンノーレースとなりました。

 選手村に戻った子供たちは、ベルギー選手と親睦を図るため、部屋に招待し、ゲームや会話を楽しんでいました。非常に有意義な時間を共に過ごす事ができたのではないでしょうか。こんな国際交流が行えるのも、世界大会の醍醐味です。

 7月21日は予選最終日。朝から南西風10〜13m/sが吹き続け、各選手たちの顔には緊張感があらわれています。しかし、強風には自信がある倉橋選手は別でジャンプアップを虎視眈々と狙っていました。風は収まる気配なく、時より15m/sオーバーのブローが現れました。

 第4レースで倉橋選手がトップフィニッシュ。続く第5レースでは惜しくも2位フィニシュ。第6レースの結果は1位でフィニッシュ。現在総合5位につけました。トップとは8点差で決勝レースの結果次第では優勝も射程圏内です。

 菅澤選手も、本日はゴールドフリート入りをかけて、10番台前半で順位をまとめ、ゴールドフリート入りが濃厚かと思いましたが、惜しくも54位でシルバーフリートとなりました。

 池田選手は、初日の好調は続かず、プスヘリの洗礼を十分に受け、明日からの、ブロンズフリートに全力をつぎ込みます。蓮選手は、調子を取り戻したかに思えましたが、第6レースでまさかの「沈」により、シルバーフリートが決定しました。小菅選手は、本日体調不良により、DNCとなり、明日からは、シルバーフリートに。

 7月22日決勝初日は3レース行われました。風は270度、5〜6m/s。安定して風が吹いてレースが実施できるかと思いきや、第7レースボーイズ・ブロンズのスタート直後のAP、その後5回ほどAPを揚げスタートラインの調整を行いました。海面も風の振れが非常に大きく選手たちを悩ませていました。

 そんな中、昨日5位にて決勝レースに臨んだ倉橋選手は、1つ順位を上げ4位にて終えました。3位との点差も逆転可能な位置にいるので、翌日の最終レースに期待します。

 7月23日ヨーロッパ選手権最終日は、残りの5レースが実施されました。3〜5m/s、風向210度の心地良い風が吹いていますが、こちらに来て感じた事は、日本で感じる5m/sの風よりも、非常にパワフルに感じる事です。選手達に聞いても、非常に風が重たいとの感想が多くありました。

 最終日とあって、各選手は気持ちが前に出すぎていたのか、総勢46人がBFDになる結果になりました。そんな中、ヨーロッパ選手権最終レースとなる、50レース目のボーイズ・ブロンズの池田が、念願のトップフィニッシュを達成し、男子は全員フィニッシュホーンを聞いた結果に。男子の倉橋直暉選手はゴールドフリート5位入賞を果たしました。

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選手、監督、コーチ、サポータ集合写真

2015オプティミスト級ヨーロッパ選手権 成績
男子
ゴールドフリート
5位 倉橋直暉 103点 9-11-16-1-2-1-37-4-RAF-22
シルバーフリート
1位 菅澤龍佑 139点 18-SPE-33-12-13-12-1-1-37-DPI=12
ブロンズフリート
5位 池田海人 212点 17-19-30-48-45-48-16-27-9-1
女子
シルバーフリート
17位 蓮千鶴 222点 24-28-43-12-19-DNF-29-26-21-20
32位 小菅楓 302点 35-27-37-DNF-DNC-DNF-26-32-22-23

◎JODAヨーロッパ選手権 日本チーム
http://enoshima-ycj.jp/euro15/
◎2015オプティミスト級ヨーロッパ選手権
http://www.optimisteuros2015.com/index.php/en/

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