Loading

デストップニュース2014年10号


 世界のヨットレースを紹介する今週のデストップニュースは、アジアの話題でいっぱいです。まずは、中国・海南島三亜でおこなわれたボルボ・オーシャンレース〈東風〉進水式の様子から。進水式には200名の報道と関係者、アテネ、北京のバドミントン女子シングルスでダブル金メダルを獲得した張寧さんも出席しました。(BHM編集部)

 東風レースチームは、中国人クルーとフランス人スキッパー、チャールズ・コーデラーで世界一周に挑戦する中国チームです。中国は〈グリーンドラゴン〉〈サンヤ〉に続いて3度目の挑戦となります。

 2011-2012年大会の〈サンヤ〉は、マイク・サンダーソン(NZL)を中心にチームが結成され、中国チームといえ同国のクルーはひとりだけでした。今回は、スキッパー以外を中国クルーで挑むという大きな目標を掲げ、国内でクルー選考がおこなわれています。

 続いて、イギリスRORCが主催する「カリビアン600」。リゾート・アンティグアを拠点におこなわれるこの大会は、カリブの島々をめぐる約600マイルのオフショアレースです。

 ふと気になって、この大会のエントリー費について調べてみました。エントリー費は船の長さで異なっていて、32フィートで340ポンド/約6万円(RORC会員238ポンド/約4万円)、42フィートで550ポンド/約9万5千円(会員384ポンド)、100フィート艇は4150ポンド/約72万円。

 同じタイプの日本のクルーザーレースより安い、ですね。海外レガッタと比べることにそれほど意味はありませんが、日本のクルーザーレースでは、意味のよく分からない乗員登録費や義務となるパーティー費を追加で支払うこともあり、そうなると海外レースに比べて二倍近く費用が掛かってしまいます。

 では、どうすれば、国内で安くヨットレースができるのか? を考えた場合「参加艇を増やす」ことが、健全な解決方法と言えるのではないでしょうか。ヨットレースでは、参加する船が多ければ多いほど、エントリー費による収益が増えることになります。それでは、どうやって参加艇を増やすのか? …これが簡単にわかれば苦労しませんね。

 最後は、カタール・ドーハで開催された「セール・ザ・ガルフ・レガッタ」。OP級をはじめ、470、420、レーザー、レーザーラジアル、レーザー4.7、ホビー16などの種目でおこなわれたようです。また、フィリピンで開催された「カイト・ツアー・アジア」も紹介されています。

Sail the Gulf 2014 / Matías Capizzano
ドーハで開催されたセール・ザ・ガルフ・レガッタ。photo by Matias Capizzano

======================================
わたしたちは走り続けるセーラーを応援します
BULKHEAD magazine supported by
ベストウインド
パフォーマンス セイルクラフト ジャパン
SAILFAST
ウルマンセイルスジャパン
丸玉運送
ノースセールジャパン
入船鋼材
フッドセイルメイカースジャパン
アビームコンサルティング
トーヨーアサノ
Velocitek
銚子マリーナ
コスモマリン
Gill Japan/フォーチュン
JIB
一点鐘
エイ・シー・ティー
ハーケンジャパン
ファクトリーゼロ
CATEGORY:  DINGHYINSHOREOFFSHORE