Loading

別府ナショナルチーム選考最終日レポート

 12月24日、2014年JODAナショナルチーム最終選考会は、いよいよ大詰めの最終日を迎えました。海上は風速4.5〜9メートル、320〜340度と安定した風に恵まれ、帆走指示書に定められた1日の最大レース数である5レースを実施し、2014年OP級ナショナルチームが内定しました。(文・写真/日本オプティミストディンギー協会)

13.112.25_01
最終日は選考会らしいグッドコンディション。セール番号2902は、選考会トップ通過の神谷仁(静岡県セーリング連盟浜名湖ジュニアクラブ)

 レース委員会は、昨日のレースが実施できなかった状況を受けて、できるだけ多くのレースを実施することを目的にレースの開始時刻を30分早め、レースの終了時刻も1時間遅らせる変更をしました。この判断が功を奏し、第7レースは9時15分スタート、最終レースは、13時40分とすることで、1日で5レースを実施しました。

 レースでは、第7レースで昨日までの不調を挽回する意識の高い選手は、果敢にスタートラインをギリギリまで攻めましたが、OCSが8艇という波乱の幕開けとなりました。レースはこの後も、風速を増す海面のなかで順調に実施され、最終の第11レースでは9メートルの強風で実施されました。

 レースを終えてOP級2014年のナショナルチームが内定しました。OP級のナショナルチーム選考は、約1年かかる長丁場です。選手は、11月から翌年の8月の間に開催されるOP級の全日本選手権の枠(出場権利)付きレース、もしくは、8月に開催される東西OP級セーリング選手権で、11月開催の全日本OP級セーリング選手権出場者140名に入る必要があります。

 さらに、その全日本選手権にて1次選考が実施され、全日本選手権の上位40名及び全日本チームレースでの上位2チーム8名が、今回のナショナルチーム最終選考会に出場し、ナショナルチームが内定することとなります。

 まさに1年越しの勝負のレースでもあり、選手はもちろんのこと、長くサポートしてきたコーチや父兄も熱い思いをもってこのレースに臨んでいます。

 選考内定された世界選手権、アジア選手権の各選手は、この後に実施されるナショナルチーム合宿をもって正式にナショナルチームとして日本オプティミストディンギー協会から認定され、3月に開催されるアジア選手権(バーレーン)を皮切りに大会へ派遣されることとなります。

◎ナショナルチーム最終選考会ホームページ
https://sites.google.com/site/2014jodafinalselection/

13.12.25_05
ナショナルチーム選考最終成績

13.112.25_02
派遣は決定していませんが、JODAとしてアジア競技会への参加を推薦する神谷仁、辻アンナ

13.112.25_03
世界選手権(サンイスドロ・アルゼンチン)へ派遣内定した5選手

日本ナショナルチーム海外大会派遣選手
世界選手権 2014.10.20〜10.31 アルゼンチン サンイスドロ

 小木曽 涼(江の島ヨットクラブジュニア)
 神谷 仁(静岡県セーリング連盟浜名湖ジュニアクラブ)
 尾道 佳諭(B&G時津海洋クラブ)
 辻 アンナ(中央区ヨット連盟ジュニアヨットクラブ)
 藤原 達人(B&G兵庫ジュニア海洋クラブ)

13.112.25_04
IODAアジア選手権(アルジャザール・バーレーン)へ派遣内定した10選手

アジア選手権 2014.3.24〜4.6 バーレーン アル・ジャザール
 西村 宗至朗(B&G兵庫ジュニア海洋クラブ)
 蜂須賀晋之介(なごやジュニアヨットクラブ)
 本多 佑基(海陽海洋クラブ)
 倉橋 直暉(海陽海洋クラブ)
 下石 熙(B&G別府海洋クラブ)
 桐井 航汰(江の島ヨットクラブジュニア)
 前田 海陽(広島セーリングスクール)
 藤本 諒(江の島ヨットクラブジュニア)
 菅沼 汐音(千葉ヨットビルダーズクラブジュニア)
 上園田 明真海(B&G別府海洋クラブ)

======================================
わたしたちは走り続けるセーラーを応援します
BULKHEAD magazine supported by
ベストウインド
パフォーマンス セイルクラフト ジャパン
SAILFAST
ウルマンセイルスジャパン
丸玉運送
ノースセールジャパン
フッドセイルメイカースジャパン
アビームコンサルティング
トーヨーアサノ
銚子マリーナ
コスモマリン
Gill Japan/フォーチュン
JIB
一点鐘
エイ・シー・ティー
ハーケンジャパン
ファクトリーゼロ
CATEGORY:  DINGHYINSHORENEWS