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強風洗礼!和歌山ナショナルチーム選考初日

 12月11日、和歌山ナショナルセーリングセンターでリオ五輪日本代表への布石となる「2014年度ナショナルチーム選考レース」(兼 RS:X級全日本選手権)が開幕しました。大会初日は午後から吹き上がった北西風で2レースを消化。序盤は20ノットのブローが入る絶好の強風コンディションのなかでレースがおこなわれました。(BHM編集部)

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ナショナルチームの枠は3席。厳しい戦いが予想されるレーザーラジアルのスタート。photo by Junichi Hirai

 本大会は470級男女、RS:X級男女、レーザー級、レーザーラジアル級の2014年度ナショナルチームを決める大会です。事前に案内されているナショナルチーム枠は次の通り。推薦ナショナルチームは、「将来性及び競技実績を考慮しクラス担当コーチ、クラス協会、オリンピック強化委員会と協議し決定する」と告知されていますが、基本的に本大会の上位入賞者が選考されるとのことです。

470級男子 NT2+推薦NT2(合計4)
470級女子 NT2(合計2)
RS:X級男子 NT2(合計2)
RS:X級女子 NT2+推薦NT1(合計3)
レーザー級 NT2(合計2)
レーザーラジアル級 NT2+推薦NT1(合計3)
※49er級 NT1(合計1)
※49erFX級 NT1(合計1)
※ナクラ17級、フィン級は0

オリンピック強化委員会・2014年度ナショナルチーム(NT)数について(PDF)

 この大会はオリンピックを目指す選手のためのレースであり、参加艇数は通常のヨットレースよりも少ないものの、出場選手は日本でトップレベルのセーラーばかり。また、運営もオリンピックを意識したものとなっていて、RS:X級では上下マークをゲートに、フィニッシュではスラロームマークが用意されています。

 また、2020年東京五輪開催が決定したことで、セーリング競技にも大きな波がおとづれようとしています。出場選手のなかには大学生や高校生の姿もあり、リオから東京へと続くオリンピックへの序章といえる大会となっています。

 大会初日の成績は次のとおり。吹き上がった風で沈艇、リタイア艇もあり、強風を得意とする実力選手が上位に入っています。明日12日も強風の予報。選考にふさわしい舞台が期待されます。


大会初日ダイジェスト。JSAFオリンピック強化委員会、西岡委員長のインタビューがあります

◎和歌山セーリングクラブ(成績等)
http://www.wakayama-sailing.org/

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大会初日470級男子成績(上位4艇がNT)

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大会初日470級女子成績(上位2艇がNT。ただし吉田/吉岡は全日本優勝でNT権利を獲得済)

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大会初日レーザー級成績(上位2艇がNT)

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大会初日レーザーラジアル級成績(上位3艇がNT。ただし蛭田は全日本優勝でワールド出場権利を獲得済)

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大会初日RS:X級男子成績(上位2艇がNT)

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大会初日RS:X級女子成績(上位3艇がNT)

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