Loading

信じられないオラクル7連勝!明日同点対決

 9月24日、サンフランシスコ・アメリカズカップ。オラクルの快進撃は続きます。ボート性能が等しくなったことで、スタートが最重要ポイントになってきました。オラクルの勝ち方には、スタートで有利ポジションを取って、リーチングレグを走り、第1マークを先行する勝利パターンがあります。(BHM編集部)

アメージング・オラクル! アメリカズカップ史に残る名勝負がおこなわれています

 第17レース。スタートで後方からニュージーランドの風下側に入ったオラクルが、ゆっくりとアップして、ペナルティーを2つ獲得(1つはハルが接触しました)。これで決着。スタートで先行したオラクルは300メートルのアドバンテージを守って7勝目。

 第18レースは、風が上がり20ノットのハードコンディションに。スタート前のマニューバでニュージーランドがインを取って第1マークを先行。このまま有利に運ぶにはオラクルとの距離差は短く、ニュージーランドが高さの低い右マークを選択したことで差は一気に縮まります。

 さらにアップウインドでは、オラクルが猛烈なスピードでニュージーランドに追いつき、ニュージーランドのタッキングミス、タクティクスミスも重なってオラクルリード。勢いのあるオラクルは、ぐんぐんとその差を広げて先行していきます。ミスを連発するニュージーランドの姿を誰が想像できたでしょうか? 

 信じられないことが起こりました。これで勝ち点は、ともに8点の同点。明日の第19レースが勝負となります。オラクルの勢いをニュージーランドが抑えるのか? 精神的にも有利な流れにあるオラクルがカップを保守するのでしょうか? ドラマから目が離せません。

バルクヘッドマガジンでアメリカズカップを復習しよう

オラクルは10勝していますが、大会前のペナルティーにより2点減点されています

Emirates Team New Zealand – 8
ORACLE TEAM USA – 8

Race 17 Performance Data
Course: 5 Legs/10.11 nautical miles
Elapsed Time: OTUSA – 24:04, ETNZ – 24:31
Delta: OTUSA +:27
Total distance sailed: OTUSA – 11.8 NM, ETNZ – 11.6 NM
Average Speed: OTUSA – 29.62 knots (34 mph), ETNZ – 28.63 knots (33 mph)
Top Speed: OTUSA – 44.02 knots (51 mph), ETNZ – 46.33 knots (53 mph)
Windspeed: Average – 16.8 knots, Peak – 20.0 knots
Number of Tacks/Jibes: OTUSA – 8/6, ETNZ – 7/5

Race 18 Performance Data
Course: 5 Legs/10.11 nautical miles
Elapsed Time: OTUSA – 22:01, ETNZ – 22:55
Delta: OTUSA +:54
Total distance sailed: OTUSA – 11.7 NM, ETNZ – 11.9 NM
Average Speed: OTUSA – 31.92 knots (37 mph), ETNZ – 31.23 knots (36 mph)
Top Speed: OTUSA – 45.79 knots (53 mph), ETNZ – 47.57 knots (55 mph)
Windspeed: Average – 19.3 knots, Peak – 21.8 knots
Number of Tacks/Jibes: OTUSA – 7/7, ETNZ – 10/6

======================================
わたしたちは走り続けるセーラーを応援します
BULKHEAD magazine supported by
パフォーマンス セイルクラフト ジャパン
SAILFAST
ウルマンセイルスジャパン
丸玉運送
ノースセールジャパン
フッドセイルメイカースジャパン
アビームコンサルティング
トーヨーアサノ
コスモマリン
Gill Japan/フォーチュン
JIB
一点鐘
エイ・シー・ティー
ハーケンジャパン
ファクトリーゼロ

CATEGORY:  Americas cupFOILINGINSHORENEWS