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開幕直前!トランスパックを勉強しよう (1)

 来る7月、ロサンゼルス・ロングビーチからハワイ・ホノルルまで2225マイルを走る外洋レース『トランスパックヨットレース』がはじまります。2年に一度開催されるこの大会は、アメリカを代表するオフショアヨットレースで、南国リゾート、ハワイへ到着するという、とってもハッピーなイメージがあります。大会がはじまるまで、このトランスパックを編集部と一緒に勉強していきましょう!(BHM編集部)

日本艇エントリー数は過去最高!
 この大会に日本から6艇が出場します。この数は、日本ヨット史上最高記録で、日本のオフショアレース熱、盛り上がりムードを感じます。日本からのエントリーは次のとおり。2001年から連続出場する〈ベンガル〉は7回目。〈ビーコム〉は2005年以来2度目、他のチームは初出場となります。

◎トランスパック2013に出場する日本チーム
Beecom〈ビーコム〉(TP52)三田功オーナー
Crescent III〈クレセント3〉(S40)平井昭光オーナー
Gefion〈ゲフィオン〉(R/P44)中島和浩オーナー
KIHO〈貴帆〉(X41)北田浩オーナー
KLC Bengal7〈KLCベンガル7〉(Humphreys 54)邨瀬愛彦オーナー
Ten quarter〈テンクォーター〉(First40)高橋オーナー


1906年から続くトランスパックヨットレース。1955年当時のパンフレットです

トランスパックは、いつスタートするの?
 トランスパックは、正式にはトランスパシフィックヨットレース(Transpacific Yacht Race)。つまり、太平洋横断レースという意味があります。1906年に第1回大会が開催され、それ以来ほぼ1年おき(2年に1回)で開催されています。

 1906年といえば、日本は明治39年。歴史を調べてみたら、1904年に日露戦争があり、1905年にポーツマス条約が結ばれた、とありました。そんな時代の日本のセーリング事情なんて想像もできませんね。トランスパックは、このように、むかーしから続く伝統のオフショア・ヨットレースなのです。

 このヨットレースは、ロサンゼルスからハワイまで2225マイルを走ります。開催時期は7月。参加艇数、ボートサイズによってグループ分けされ、日にちをずらしてスタートします。古くはアメリカ独立記念日の7月4日と決められていたようですが、船のサイズとスピードが変わってきたために、1991年から複数スタート方式に変更されたようです。

 今年は、7月8日、7月11日、7月13日がスタート日となります。日本チームのスタート日とクラス分けは次のとおり。スタート時刻は、現地時間12時55分に予告信号があがります。

7月8日 ディビジョン7 〈テンクォーター〉〈貴帆〉〈ゲフィオン〉
7月11日 ディビジョン5〈クレセント3〉
7月13日 ディビジョン2〈ビーコム〉〈KLCベンガル7〉

参考:チームベンガル・トランスパック読本、Transpacific Yacht Club

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