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フランス・イエール開幕。日本3種目出場!

 4月22〜27日まで、フランス・イエールで「ISAFセーリングワールドカップ・イエール大会」が開催されています。この大会は昨年までのSOF(フランス・オリンピックウィーク)で、日本選手には、欧州サーキットのひとつ「イエール」として古くから知られています。(BHM編集部)


ISAFセーリングワールドカップ・イエール大会が開幕。大会会場はフランス・ツーロン空港のすぐ近く、イエールのマリーナです

 イエールは、先にスペイン・パルマでおこなわれた「プリンセスソフィア」から続く欧州遠征の流れで、多くのオリンピックセーラーが集結するビッグレガッタです。日本からは、470級男子に松永鉄也/吉田雄悟(スリーボンド)、土居一斗/今村公彦(アビームコンサルティング)、49er級に牧野幸雄/高橋賢次(トヨタ自動車東日本)、レーザーラジアル級に田畑和歌子(アビームコンサルティング)が出場します。

 ロンドン五輪翌年とあって、日本からの出場チームは少ない状況ですが、リオ五輪の国枠決定大会(ISAFワールドカップ・2014年9月スペイン予定)が例年より1年早く開催されることから、各国のチーム作りはいつもより早いペース動いているようです。

 リオ五輪のメダル獲得に関係してくるだろう選手は、今年のISAFワールドカップ、もしくは2013年の各クラス世界選手権に必ず出場してくるでしょう。このイーエルからは、ラジアル級に金メダルのリージャ・シュー(CHN)、銀メダルのマリット・ボウミスタ(NED)が参戦しています。

 また、もうひとつ注目されるのは、ボルボオーシャン世界一周レースで優勝した〈グルーパーマ〉のフランク・カマス(FRA。40歳)が、レーザーラジアル級のソフィー・デ・テュルクアイム(FRA。31歳)と組んでナクラ17級に出場しています。

 2週間前に開催されたプリンセスソフィア杯では、世界一周スキッパーであり、49er級のベテラン、イケール・マルティネス(ESP)が470級のタラ・パチェコ(ESP)と組んでナクラ17級に出場しました。屈強な世界一周スキッパーと実力派美女セーラーというチームは、スペイン、フランスで大きなニュースとなっています。この動きを想像すると、ナクラ17級のリオ五輪成功計画と、2020年五輪の種目継続(決定は2016年)をも目標とした一大キャンペーンと考えられます。

◎ISAF SAILING WORLD CUP HYERES 2013
http://swc.ffvoile.com/


イタリアのメルジェス24から連続遠征するスリーボンドの松永/吉田


470級からナクラ級、49erFXに移行する選手も多く見られます。フランスのイングリッドもナクラへ


女子種目の49erFX級には20チームが出場しています


ナクラ17級には29艇がエントリー


五輪のメイン種目となるレーザー級、レーザーラジアル級の出艇


グルーパーマのフランク・カマス。5レースを終えて2位に

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