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マッチレースエキシビション in 南伊勢開催!

 秋も深まる10月下旬。10月27、28日に三重県奥志摩の志摩ヨットハーバーで、初トライとなるマッチレースイベントが行われた。その名も「マッチレースエキシビションin南伊勢」。(レポート/今津浩平、写真/川瀬佳代子)


クルーワーク練習ですが、競わせるようにマーク回航させることで、選手は自ら知恵と工夫を振り絞って取り組むようになります

 本企画を立ち上げた横山浩氏によると、選手として、また、観覧者として、時にフォトグラファーとして、「乗って」「見て」「撮って」マッチレースを楽しみ、かつ、学ぶという今までにない形のイベントの場なのだと言う。

 集まった参加者は老若男女。また、関東から、関西から、地元中部から。マッチレースの初心者から名手まで多士済々。これに講師陣が加わって、志摩ヨットハーバーは、イベント開始前からいつにない盛り上がりを見せた。

 用意された競技艇はJ/24が4艇。各艇には専任コーチが乗り込み、さらに運営ボート兼アンパイアボートも用意され、そこにはヘッドコーチの横山浩と、ルールの番人たるアンパイアとして今津浩平(筆者)も乗り込む。ついでに、このボートは観覧艇も兼ねており、今回はここからマッチレースの観戦〜写真撮影会も行われた。

 スタートラインとレースコースが設置され、選手とコーチが集まりドリルが指示されて、さらにアンパイアと観戦者がいるとなれば、参加者たちは練習の域を超えて熱も入る。また、写真撮影は写す楽しみの一方、選手にとって、自分たちの格好いい姿を後で眺める楽しみもある。

 ドリルが終われば、夕方からは懇親会を兼ねてのバーベキュー。マッチレースの魅力を1つのパッケージに包み込んだイベント「マッチレースエキシビション」は、以上のような企画の下、志の高い選手、質の高い運営陣のバックアップを得て開催され、第1回大会を無事に、そして好評裏に終了した。


朝のミーティング風景。「このメンバーでレースやります」と言った瞬間に参加選手の目の色が変わりました


まだ単なるクルーワーク練習なのに、先行艇に追い付こうとスピンダウンをギリギリまで我満するようになります


クルーザーの経験も少なく、最初は緊張していた学生たち。それでも1日の終わりにこのチームでレースで戦うことを目標に、練習では各艇に分かれて乗り、各自で修行をしてもらいました。いざ再集結した彼らは、それぞれ見事に役割を果たしているようです

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