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フランス軍団グルーパーマ、感動的勝利!

 スピード勝負となったボルボオーシャンレース第9レグは、トップ4艇(プーマ、テレフォニカ、カンペール、グルーパーマ)による興奮の接近戦が繰り広げられました。プーマがアイルランド南端のファストネット岩礁を首位で回航。その後、後続からスピードをあげて追いついたのはカンペールです。(BHM編集部)


総合優勝のグルーパーマチーム。photo by PAUL TODD/Volvo Ocean Race

 上位4艇は団子状態のまま、アイルランド・ゴールウェイの沖にあるアラン諸島(Eeragh Lighthouse)へ向けてアプローチしましたが、ここで先に東の風をつかんだカンペールとグルーパーマがわずかにリードを取ります。

 艇団はそのまま、真夜中のゴールウェイへ。1位カンペール、2位グルーパーマ、3位プーマ、4位テレフォニカとなり、2着となったグルーパーマ(フランク・カマス艇長)は、最終インポートレースを待たずに総合優勝を決めました。

◎ボルボオーシャンレース第9レグ成績と総合得点
1. Groupama sailing team 2位 250p
2. CAMPER with Emirates Team NZ 1位 226p
3. PUMA Ocean Racing by BERG 3位 220p
4. Team Telefónica 4位 209p
5. Abu Dhabi Ocean Racing 5位 129p
6. Team Sanya 10 50p

 39歳のフランク・カマス艇長は、グルーパーマ・オフショアレーサーチームの中心として、これまで数々の記録を打ち立ててきました。2010年には世界一周最短記録に挑戦するジュールベルヌ・トロフィーで48日7時間44分の当時の世界新記録を達成(現在の世界記録は45日13時間42分です)。オフショアレースには定評があったものの、ボルボオーシャンレースには初参戦だったため、プロジェクトとともに注目が集まりました。

 振り返ると、グルーパーマがディスマストした第5レグを思い出します。ブラジル沖でマストを折った後、プンタ・デル・エステへ寄港して、ジュリーリグ(応急リグ)でレースに復帰。満身創痍の状態で完走して3位(20点)を獲得。この場面はターニングポイントだったでしょう。ここからグルーパーマは、大きく失速したテレフォニカと対照的に得点を積み重ねトップへ踊り出ました。

 ボルボオーシャンレースは、最後の最後まですばらしいレースを見せてくれました。最後のレースとなるゴールウェイのインポートレースは7月7日におこなわれます。


フィニッシュは深夜0時過ぎ。真夜中にもかかわらずゴールウェイは熱狂的なファンが集まりました。写真はトップフィニッシュのカンペール。photo by PAUL TODD/Volvo Ocean Race


1973年(ウイットブレッド世界一周レース)から数えて11回目のフルクルー世界一周レース優勝を飾ったグルーパーマ。。photo by PAUL TODD/Volvo Ocean Race


ファストネット岩礁を回航するチームニュージーランドのカンペール。プーマを逆転して総合2位となりました。


グルーパーマ優勝とフィニッシュのダイジェスト


第5レグでディスマストした直後のフランク・カマス。当時の彼は優勝とはかけ離れた絶望感を味わっていました。photo by Hamish Hooper/CAMPER ETNZ/Volvo

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