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鳥取が熱い!湖山池ディンギーフェスティバル

 6月30〜7月1日、鳥取市湖山池において「湖山池ディンギーフェスティバル〜山陰海岸ジオパークセーリング大会」が開催されました。この大会は、昨年まで湖山池でセーリング活動をしている鳥取大学ヨット部と鳥取市民が交流レースとして開催していたものです。今年から実行委員会を立ち上げ、大会名を改め、県内外から参加者を募り、開催したものです。湖山池ヨット史上最大の33チーム46人の参加者が湖山池に集まりました。(文・写真/湖山池ディンギーフェスティバル実行委員会)


湖山池に33チームが集まり、2日間のヨットレースを楽しみました

 大会初日は雨と微風の中、湖山池に浮かぶ津生島を一周するコースでトライアルレースを行いました。このレースでは、トッパー級で参加した森田敦典(鳥大附属小4年)が優勝。トライアルレース参加者の中で最年少である彼の活躍に、会場からは大きな拍手と賞賛の声が絶えませんでした。

 夜のレセプションでは、地元ジュニアセーラーのお母様が準備してくださった料理が大好評でした。とうふちくわとあご(トビウオ)団子が入ったお汁、あごちくわ、ハタハタ、サザエの壺焼き、焼き鳥、スイカなどなど、鳥取の名物がたくさん用意されました。

 大会本番の7月1日。無風で大雨の中の出艇が嘘のように、レース中には雨も上がり、風はシフティながらも西寄りの順風の中、3レースが行われました。その中、テーザーの南屋・長チーム(テーザー芦屋フリート)が、3レース中2レーストップフィニッシュをかざる圧倒的な走りを見せました。また、体の小さいジュニアセーラーたちは、時折吹く強烈なブローに沈をくり返しながらも懸命にゴールめざして走りきりました。

 順位は、艇種ごとに設定されたハンディキャップ(ヤードスティックナンバー)による修正タイムで競います。最終結果は、トッパー級で参加したスナイプ級マスターズ世界選手権で優勝経験のある新家和憲(65歳)が優勝し、大会2連覇を達成しました。準優勝はレーザーラジアル級で参加の花木一誠(鳥大附属中3年)、3位はスナイプ級で参加した若島・門脇・奥田チーム(鳥取大学ヨット部)となりました。

 大会実行委員長の長尾達彦(鳥取大学ヨット部主将)は「湖山池に県内外からたくさんのセーラーが集い、こうして交流できたのは私たちにとってよい経験となった。山陰海岸ジオパーク「湖山池」の魅力も参加者に伝わったと思う。今後もセーリングを通してたくさんの方々とつながり、セーリングの醍醐味を共有していきたい。」と話していました。

 最後になりましたが、本大会開催にあたり、たくさんの地元企業からご協賛いただきました。また、大会運営スタッフとしてたくさんの方々がご協力くださいました。来年度もたくさんのご参加をお待ちしております。


盛況に終わったディンギーフェスティバル。湖山池は想像よりも大きいのでしょうか? 池と名付けられているだけに気になります(BHM編集部)

◎湖山池ディンギーフェスティバル成績
1. 新家和憲(湖山池)トッパー
2. 花木一誠(鳥大附中3年)レーザーラジアル
3. 若島/門脇/奥田(鳥大ヨット部)スナイプ
4. 南屋/長(テーザー芦屋)テーザー
5. 長尾/太田/藤中(鳥大ヨット部)スナイプ
6. 齋藤/槻木/隅谷(鳥大ヨット部)スナイプ
ジュニア賞:森田敦典(鳥大附属小4年)トッパー
新人賞:川崎秀一(鳥大附属小6年)ミニミニホッパー
レディース賞:若島・門脇・奥田(鳥大ヨット部)スナイプ

◎湖山池ディンギーフェスティバル
http://cloveleafcup.blog.fc2.com/

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