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宜野湾は雨。沖縄東海レーススタート前日

 バルクヘッドマガジン編集部は沖縄東海ヨットレースの取材のため沖縄・宜野湾港マリーナに来ています。夏のスタートをイメージしていましたが、沖縄は雨。天気予報によると沖縄地方は梅雨入りしたとのことです。しかし、本州よりも気温は高く、半袖短パンの選手がいるほど。沖縄ならではの南国ヨットレースのムードが漂っています。(BHM編集部)


前夜祭は沖縄の伝統舞踊「エイサー」で盛り上がりました。photo by Junichi Hirai

 大会前日は、安全講習会、艇長会議、前夜祭がおこなわれました。日中、小雨になると海に出てセーリングチェックしていた船もいたようです。いくつかのボートをまわりましたが、午前中にはほとんど準備が終わり、「あとはスタートを待つばかり」といった雰囲気でした。

 明日は、沖縄・宜野湾から蒲郡へ向けてスタートです。数チームにレース中の気象を尋ねましたが、前線の影響である程度のハードコンディションは覚悟している様子でした。本州へ移動してくる前線の動き次第では、東系の強風となり、かなり早い展開でレースが進むことも考えられます。現時点の予想では、梅雨前線をかわすまではスターボードのクローズリーチで長時間のハイクアウト。すでにスターボード側に荷物を固めているチームもいました。カームに苦しんだ前大会とは大きく異なりそうです。

 スタートは29日昼12時。今回もウエブサイトでイエローブリック(OCトラッカー)によるポジション、航跡を見ることができます。おたのしみに!


那覇空港からクルマで30分程度。沖縄の中心マリーナの宜野湾港マリーナがスタート拠点です。photo by junichi Hirai


前夜祭には選手だけでなく家族など応援も参加しました。photo by junichi Hirai


沖縄の祝い事では欠かせないという「やぎ汁」がふるまわれました。独特の味と匂いで苦手な沖縄人も多いようです。よもぎと塩で味を整えます。photo by junichi Hirai


いくつかのチームはPCソフトの「Expedition」を使って気象とコースを解析していました。このソフトは気象データ(predictwindなどの有料、無料のGRIBデータ)を読み込み、さらに自艇のセーリングデータを打ち込むことで理想のコースプランを表示できます。


トランスパック出場艇、日本を代表するオフショアチーム〈ベンガル〉おすすめのインスタントそうめん。船酔したり、荒れた状況でもすっきり食べやすいとのこと。船にはドライフードや主食の他に、インスタントラーメン150食(!)が積み込まれていました。今年のベンガルチームはシドニーホバートレースに挑戦予定とのこと。photo by junichi Hirai


安全講習会ではライフラフトを広げ、積載備品を確認しました。なかなか広げる機会がないだけに参加者は興味津々です。photo by junichi Hirai


前夜祭のエイサー。迫力でした!

◎沖縄〜東海ヨットレース2012
http://okinawa.toscrace.jp/

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