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デストップニュース最新号/2012年7号


世界のセーリングニュースを紹介するデストップニュース。今週は、アフリカの北西スペイン・ランサローテ島、プエルトカレロで開催されたRC44シリーズ第1戦から。今年RC44にエントリーするのは14チーム。アメリカのオラクルチームは参戦しませんが、ロシア系チームが多く、豊富な財力・資源力がうかがわれます。また、スロベニアの〈TEAM CEEREF〉には、早福和彦選手が乗艇しています。(BHM編集部)


低迷する欧州グランプリボート界で注目を集めるRC44。次回はポルトガル・カスカイスです

続いて中東ツアーのセーリングアラビア、日本から市野直毅選手が挑戦したウォーレンジョーンズ・インターナショナル・ユースレガッタ、ACに参戦するチームコリアのスキッパー、クリス・ドレパーがルナロッサへ移籍。ネイサン・アウトリッジとフィン級のギル・スコットが抜擢されたというニュース。ネイサンは、49er級界最速のセーラーであり(12月・ISAFセーリングワールド優勝)、2011年度モス級ワールドチャンピオンでもあります。メルジェス32では、昨年まで〈Bliksem〉にも乗艇していました。ネイサンは49er級セーラーのなかでも、独特のスタイルがあり、自由自在に操るハンドリング力は突出しています。トム・スリングスビー、ベン・エインズリーといったロンドン五輪メダル候補筆頭のスーパースターもAC入りを発表していることもあり、この流れが継続されれば、アメリカズカップに新風が巻き起こりそうです。

続いて、ベン・エインズリーの69条問題その後。RYA(英・ロイヤルヨットスコードロン)は、(すでに社会的制裁を受けている?)ベンへの処罰を与えないことを決めたというニュースです。この結果はある意味予想されたものですが、ベンに処罰を与えるべき、という意味ではなく、どこか釈然としない部分が残ります。昨年のシドニーホバートレースの外部援助問題もそうですが、競技に政治的な要素が絡んでいるようにも見られます。保守的な見方をすれば、これでひとつの判例ができてしまい、今後、世界で似たような事件が起こった場合、判例にならい…「お咎めなし」になるのか? という不安もあります。

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