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ジュニアワールド、男子苦戦、女子4位へ上昇

1月29日、ニュージーランド・470級ジュニアワールド2日目。初日と同じ190〜230度の南西の風で2レースを消化しました。残念ながら期待した日本DAYにはなりませんでした。30度近いシフトの中で、男子組は攻めあぐんでいる感じです。2組とも順位を下げてしまいました。一方、女子の波多江/畑山が2-4位を取り、1番上げて3位と2点差の総合4位に浮上しました。風も12〜20ノットと後半になるにつれて上がってきましたが、とにかくシフトが激しく、苦しい戦いを強いられています。(レポート・写真/JSAFオリ特・中村健一)


ニュージーランドで開催中の470級ジュニアワールド。日本からは男子2、女子2チームが出場しています。photo by Ocean Photography

◎第3レース
コース:I3(インナー3周)
上マーク:215度(振れ190〜230度)
風速:8〜16ノット
前日と同じようなコースエリア設定で、風向は若干右の215度が軸となりました。ラインはイーブンでしたが、昨日のレースで左コースが全て伸びたせいか、集団は下に固まりながらスタートするもゼネラルリコール。仕切り直しのスタートは黒色旗、またも下に集団が固まり、3艇のBFがあったものの集団は左展開。しかし、早めに右に展開した艇団に230度右いっぱいに振ったブローが入り、一気に右集団がトップ集団となりました。固定観念にとらわれず、しっかり風を読んで展開できたチームが上位を占めました。

◎第4レース
コース:O3(アウター3周)
上マーク:215度(振れ200〜230度)
風速:13〜20ノット
ゼネラルリコール後の黒色旗スタート。日本チームは良いスタートをしましたが、無情にも今回は左奥の艇団が伸びる結果となってしまいました。結局、10番台の展開で順位を上げられず、本日のレースは終了となりました。

予選シリーズ2日目、日本チームは全体的に7m超の風になると若干スピードが負けているような印象を受けます。たしかにスタートも決まっていないのも要因のひとつですが、振れに対するタクティクスをしっかり組み立てていかなければ勝負になりません。チームには4つの目があります。しっかりまわりを見て、状況の変化に対応できるコミュニケーションをチームごとにとっていくことが浮上の鍵となります。明日は予選最終日。勝負の日となります。がんばっていきます。

◎470級ジュニア世界選手権 第4レース終了時
男子(参加21艇)
14位 土居一斗/磯崎哲也 8-12-(13)-12
15位 今村亮/外薗潤平 (15)-8-11-14
女子(参加10艇)
4位 波多江慶/畑山絵里 (8)-4-2‐4
8位 波田地由佳/牟田絢美 (9)-6-6-8


出艇前、タカプナのビーチ

◎2012 470 Junior World Championship
http://www.470sailing.org.nz/470JW%27s/news.html

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