22日スタート、ボルボオーシャン世界一周レースを予習しよう!

  • 15
  • Oct

 スペイン・アリカンテで「ボルボ・オーシャン世界一周レース」が開幕しました。このヨットレースは1973年に始まるウィットブレッドヨットレースの流れを組むフルクルーによる世界一周レースです。時代によりボートやコース(ルート)は変更され、近年は、よりエキサイティングなボートでハイスピードになり、時間を短縮して世界をまわるようになりました。(BHM編集部)

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11日にビレッジがオープン。14日におこなわれたインポートレースでは〈MAPFRE〉が1位を獲得しました。photo by Pedro Martinez / Volvo Ocean Race

 1993〜94年大会には、日本から小松一憲、原 健、松永 香らが別々のチームで出場しましたが、それ以来、日本選手の出場は途絶えています。しかし、ボルボ・オーシャンレースの注目度は高く、ヴァンデグローブ(単独無寄港世界一周レース)と並ぶ、世界一周レースの頂点といえます。

 さて、今回は、これからはじまるボルボ・オーシャンレースを予習しましょう。

◎2017-18年 ボルボ・オーシャンレース概要
エントリーチーム:7チーム
Team AkzoNobel (NED)
Dongfeng Race Team(CHN)
MAPFRE(ESP)
Vestas 11th Hour Racing(USA / DEN)
Sun Hung Kai/Scallywag(香港)
Turn the Tide on Plastic(多国籍)
Team Brunel(NED)

ルート:11レグ/45000マイル
The latest version of the Volvo Ocean Race 2017-18 Route Map. The route will see the boats race three times more Southern Ocean miles than in recent editions, visiting 12 cities around the globe..
1. 10月22日 アリカンテ(ESP)〜リスボン(POR)700マイル
2. 11月5日 リスボン(POR)〜ケープタウン(RSA)7000マイル
3. 12月10日 ケープタウン(RSA)〜メルボルン(AUS)6500マイル
4. 1月2日 メルボルン(AUS)〜香港(CHN)6000マイル
5. 2月1日 香港〜広州〜香港(CHN)100マイル
6. 2月7日 香港(CHN)〜オークランド(NZL)6100マイル
7. 3月18日 オークランド(NZL)〜イタジャイ(BRA)7600マイル
8. 4月22日 イタジャイ(BRA)〜ニューポート(USA)5700マイル
9. 5月20日 ニューポート(USA)〜カーディフ(GBR)3300マイル
10. 6月10日 カーディフ(GBR)〜ヨーテボリ(SWE)1300マイル
11. 6月21日 ヨーテボリ(SWE)〜アーグ(FRA)700マイル

 得点方法は、レグごとのポイントに加え、ロングレグやホーン岬、最短時間等によるボーナス得点が加わります(インポートレースの得点は総合成績に加味されません)。また、ボートは、前大会同様、全艇ワンデザインとなるボルボオーシャン65が採用されます。

 本大会の特長は、新チーム、新選手の参戦があげられます。〈MAPFRE〉〈Team Brunel〉〈Dongfeng Race Team〉といった複数回出場チームから、香港からオーストラリアのラガマフィンチームから派生した〈Sun Hung Kai/Scallywag〉、「クリーン・シー」をテーマに環境問題に取り組む多国籍の〈Turn the Tide on Plastic〉らが初出場するなどバラエティに富んだチームが揃いました。

 また、注目したいのが、各チームへ参加が発表されたオリンピック選手の挑戦です。リオ五輪49er級金メダリストで、アメリカズカップ優勝艇、エミレーツ・チームニュージーランドのヘルムスマンをつとめたピーター・バーリング(NZL)はTeam Brunelへ。同じくクルーのブラー・チューク(NZL)はMAPFREへ。MAPFREのスキッパーは49er級の金メダリスト、ザビ・フェルナンデス(ESP)です。

 また、Dongfeng Race Teamにはナクラ17級の世界チャンピオンのマリエ・リオウ(FRA)、Turn the Tide on Plasticには、リオ五輪ラジアル級銀メダルのアナリース・マーフィー(IRL)、Team AkzoNobelにはリオ五輪49erFX級金メダリストのマルチーヌ・グラエル(BRA)が乗り込みます。

 オフショア経験が不足しているのは当然としても、オリンピックセーラーの挑戦に注目しないわけにはいきません。本大会には77選手が出場し、そのうち女子が18選手、また28選手が初出場となります。今回も迫力の世界一周レースシーンを楽しみにしましょう。

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オリンピック、モス、アメリカズカップを制したピーター・バーリングが世界一周レースに挑戦します。Photo by Rich Edwards / Volvo Ocean Race

◎Volvo Ocean Race 2017-18
http://www.volvooceanrace.com/

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