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2024年パリ五輪でキールボートオフショアが新採用。フィン級は姿を消す

 11月4日、フロリダ州サラソタでワールドセーリング年次総会が開催され、2024年パリ五輪の種目艇種が発表されました。今年5月の時点で発表されたミックス(男女)1人乗りディンギーがなくなり、ミックス2人乗りキールボートオフショアが採用されることになりました。(BHM編集部)


2024年に開催されるパリ五輪の競技艇種の一部が決定しました。パリ五輪セーリング競技はマルセイユでおこなわれます。photo by Junichi Hirai

 公式発表された事項は次のとおりです。ミックスカイト(フォイル)、ミックス2人乗りキールボートオフショアは2019年に艇種のトライアルが行われ、ミックス2人乗りディンギーは2019年5月にロンドンで開催されるミッドイヤーミーティングで決定。

2024年パリ五輪の競技・艇種
男子 ウインドサーフィン:RS:X*
女子 ウインドサーフィン:RS:X*
男子1人乗りディンギー:レーザー*
女子1人乗りディンギー:レーザーラジアル*
ミックスカイト:2019年にトライアル
ミックス2人乗りディンギー:2019年5月ミッドミーティングで決定
女子スキフ:49erFX
男子スキフ:49er
ミックス2人乗りマルチハル:ナクラ17
ミックス2人乗りキールボートオフショア:2019年にトライアル
※別艇種の再評価も行われる

 ここまで変更が続くと、何を信じて良のか分かりませんが、この決定で1952年から続く伝統五輪種目であるフィン級がオリンピックから姿を消すことになりました。

 新採用されたキールボートオフショアは、今春フランスでショーケースイベントをするしないで揉めた競技です(結局開催されませんでした)。

 ワールドセーリングの発表では、モノハル(非フォイル)、全長6〜10メートル(約20〜30フィート)、4〜40ノットの風で走れる、スループ艇、スピネーカー付き、といった条件のボートを来年決定するという方針のようです。

 わたしたちに馴染み深い470の動向が気になるのはもちろんですが、ここまで変更が続くと、どうなるのか(WS、各国はどうしたいのか)が、一般セーリングファンには伝わらないのがオリンピック艇種選びの現実です。パリ五輪はどうなっていくのか、冷静に見守りたいと思います。

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