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2020年東京五輪セーリング競技を予習しよう

 2020年の五輪開催地が、今年9月7日に開催されるIOC総会で決定します。東京招致を目標にする東京2020オリンピック招致委員会と東京都は、1月7日に開催計画を記載した「立候補ファイル」を国際オリンピック委員会(IOC)へ提出しました。選考されるのは、東京、イスタンブール(トルコ)、マドリード(スペイン)の三都市。この中から2020年五輪開催地が決定します。(BHM編集部)


2020年東京五輪の計画詳細を記載した立候補ファイルがIOCへ提出されました。上は東京五輪の開催地マップです

◎五輪招致までの流れ
1月7日 IOCへ立候補ファイル(計画書)を提出
3月4〜7日 IOC評価委員会による東京視察
5月 スポーツアコードでのプレゼンテーション
6月 ANOC総会でのプレゼンテーション
7月 IOC評価委員会レポートの公表
7月 IOC委員へ開催計画に関するテクニカルプレゼンテーション
9月7日 IOC総会(アルゼンチン)で開催都市決定

 わたしたちセーラーにとって、東京五輪の実現は重要な意味を持っています。セーリングの将来を考えた場合、五輪の開催のメリットはかなり大きいものとなるでしょう。そこで、立候補ファイルとそれ以前に発表されたセーリング関連の情報に沿って、東京五輪の計画をざっと予習しましょう。昨年におこなわれた第一次選考で東京は、宿泊施設の充実を筆頭に、交通・郵送、競技会場、治安・警備、通関・入国等で高い評価を得ています。

◎東京五輪計画
五輪開催時期:2020年7月24〜8月9日
大会コンセプト:
1. コンパクトな会場設置
2. 既存の競技施設の有効活用
3. 東北での競技開催
4. 環境に配慮した大会運営
競技会場:競技会場数37(既存15、計画2、新規9、仮設11)。オリンピックスタジアムは2019年までに最新鋭の競技場に生まれ変わる「国立霞ヶ丘競技場」(東京都新宿区)


セーリング会場:若洲オリンピックマリーナ(新設。上イラスト)
セーリング種目:ISAFは、2020年五輪の種目として下記4種目を2012年のISAF総会で決定しています。その他の種目(470級やRS:X級など)は変更の可能性があります。最終的な種目は、これまでの例に習えば、2016年11月のISAF総会までに決定されます。
2020年五輪セーリング競技でISAFが決めた種目
1人乗り男子:レーザー級
1人乗り女子:レーザーラジアル級
2人乗り男子:49er級
2人乗り女子:49erFX級

参考:2016年リオ五輪で採用される種目
男子ボード:RS:X級
女子ボード:RS:X級
1人乗り男子:レーザー級
1人乗り女子:レーザーラジアル級
1人乗り男子:フィン級
男子スキフ:49er級
女子スキフ:49erFX級
2人乗り男子:470級
2人乗り女子:470級
男女混合2人乗りマルチハル:ナクラ17級

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