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2020年、君も五輪選手になれるかもしれない

 みなさん御存知のように、9月7日、アルゼンチン・ブエノスアイレスのIOC総会で、2020年東京五輪の開催が発表されました。セーリングの開催地は、東京若洲に新設される若洲オリンピックマリーナ。レース海面は若洲沖(東京ディズニーランド沖)が予定されています。(BHM編集部)


東京都江東区に建設予定の若洲オリンピックマリーナ

 開催されるのは今から7年後になります。2019年に開催されるプレ五輪をはじめ、国際セーリング連盟から国際大会の開催打診もあるようで、これから東京湾・若洲周辺はにぎやかになっていくでしょう。また、国際セーリング連盟は2020年の種目として、すでに次の4種目を昨年のISAF総会で発表しています。

2020年五輪セーリング競技でISAFが決めた種目
1人乗り男子:レーザー級
1人乗り女子:レーザーラジアル級
2人乗り男子:49er級
2人乗り女子:49erFX級

 参考までに、下記は2016年リオ五輪の10種目です。

2016年リオ五輪で採用される種目
男子ボード:RS:X級
女子ボード:RS:X級
1人乗り男子:レーザー級
1人乗り女子:レーザーラジアル級
1人乗り男子:フィン級
男子スキフ:49er級
女子スキフ:49erFX級
2人乗り男子:470級
2人乗り女子:470級
男女混合2人乗りマルチハル:ナクラ17級

 470級(男女)、ナクラ17級(男女混合)、RS:X級(男女)、フィン級(男子)は、東京五輪の種目にまだ選ばれていません。五輪種目の最終決定は、例年の流れだと、2016年11月に開催されるISAF総会で発表されます。

 東京五輪ではどの種目が選ばれるのでしょうか? それともカイトボーディングをはじめ新種目が登場するのでしょうか? オリンピックでは、変更されない限り、開催地出場枠があるため、【日本はセーリング競技全種目の出場権利がある】のです。

 いまの日本で、フィン級、ナクラ17級で五輪を目指す選手はいません。しかし、先の種目が東京五輪でも継続された場合、日本選手のだれかが今からキャンペーンをはじめたとしたら、オリンピックに出場する可能性は高い、ということです。これは、あくまで可能性の話で、実現するのかは本人の努力によりますが、【現時点で五輪出場のチャンスはだれにでも平等にある】といえます(だって誰もやってないんだから!)。

 今後、日本がセーリングを強化してく場合、2020年東京五輪はひとつの到達点であり、日本のセーリングを改革する大きなチャンスになります。日本セーリング連盟はオリンピック準備委員会を発足し、開催へ向けた大会作りをはじめようとしています。今後、発表されるであろう東京五輪・セーリング競技の情報をたのしみにしたいと思います。

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