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2013年アメリカズカップ開催

アメリカズカップを狙う各チームは、新規格艇AC45のトレーニングを開始した。撮影:Gilles Martin-Raget/ORACLE Racing

サンケイビジネスアイ・コラム(34)
2013年アメリカズカップ開催

スイスとアメリカの億万長者による直接対決となった第33回アメリカズカップが開催されたのは1年前のこと。カップは圧倒的勝利を飾ったアメリカへ15年ぶりに返却され、オラクルレーシング代表のラリー・エリソンが所属するサンフランシスコ・ゴールデンゲートヨットクラブに保管されることになった。次回アメリカズカップが開催されるのは2013年9月。あらたに規格された2種類のカタマラン(双胴艇)を使って開催されることが決まっている。

今年2月、次回アメリカズカップまでのスケジュールが発表された。まず、今年7月から来年5月まで8戦が予定されているアメリカズカップ・ワールドシリーズがおこなわれる。そして、2013年7月から挑戦者代表を選出するルイヴィトンカップ・チャレンジャーシリーズ、9月に防衛者と挑戦者によるアメリカズカップが開催されるという流れだ。ルイヴィトンカップとアメリカズカップは、風や潮の流れを読むのがむずかしいといわれるサンフランシスコ湾でおこなわれる。

大きく改革されたアメリカズカップの内容が続々と発表されるにつれて、カタマランというヨットに注目が集まっている。カタマランが採用された大きな理由は、これまでのモノハル(単胴艇)よりスピードを重視したエキサイティングなヨットレースが期待できること。また、乗艇するクルーを減少できるので人件費削減につながり、高騰したキャンペーン費用を抑えるのも目的とされている。

3月22日現在、アメリカズカップには防衛者のオラクルレーシングを含めて、ニュージーランド、フランス、スウェーデン、イタリアなど8チームが参戦を表明している。まだレースがおこなわれていないので、実際のイメージがつかみにくいが、今後のセーリング界をにぎわせることは間違いないだろう。(2011.3 文/平井淳一)

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