3月13日、三河湾・日産マリーナ東海で「第4回JYMA選抜大学対抗＆U25マッチレース」（大学対抗＆U25マッチ）が開幕しました。この大会はヨット部で活動してきた、または現在進行形で活動しているユースセーラーを対象にしたヨットレースです。（BHM編集部）

全員集合。今年も全国から個性的なチームが揃いました。大会は15日まで3日間開催されます。photo by Junichi Hirai

　この大会で採用される艇種は、日本でもっとも普及するワンデザイン・キールボートのJ/24。普段はディンギーをメインに活動している選手が、乗り慣れていないキールボートを使ってマッチレース形式でおこなわれます。大会初日は、総当り戦となる予選ラウンドロビンがおこなわれました。

　手探りではじまった大学対抗マッチは、回数を重ねるごとに全国的に注目度が増し、今回は過去最多（2013年度と同数）となる12チームがエントリーしました。さらに、今年から出場年齢制限が、前回の23歳以下から25歳以下と年齢幅が広がり、また、出場選手に世界ランキングがつく「ISAFグレード3」のヨットレース・イベントに認められました。

　内容は少しづつ変化していますが、大会の基本趣旨はそのまま。ディンギーからキールボートへの橋渡し、大学ヨット部の活動だけで終わらず、ほかのセーリングの魅力を知ってもらいたい、というコンセプトに変わりありません。

　大会初日は軽風〜微風〜軽風という振れる海面で予選ラウンドロビン（総当り戦）８フライトおこなわれました。使用するJ/24が６艇のため、前半組と後半組にわかれておこなわれています。ラウンドロビンの途中なので成績はでませんが、見ごたえある戦いが繰り広げられました。前半組は九州大（5戦5勝）、後半組は月光ボーイズ（3戦3勝）と好調です。

　明日14日も引き続き予選ラウンドロビンがおこなわれます。

第4回大学対抗＆U25マッチレース出場チーム
早稲田大／山口 優
Skutto 慶応大／樫本真徳
九州大／北詰有人
明治学院大／川崎恭輔
Tokai Match Racing／山本将大
O-sailing／小倉隆寛
東京大／松山宏彰
和歌山大／田中悠作
関西連合／河野元道
月光ボーイズ／市川航平
江の千葉同盟／白石穂高
金沢大／斎藤優馬

半田高、碧南高、蒲郡東高出身の大学生で構成されるTokai Match Racing。2年生1人、1年生4人というチーム構成です。photo by Junichi Hirai

昨年のアニオールズカップで優勝し出場権利を得た明治学院大。普段は外洋学連に所属してクルーザー専門で活動しています。photo by Junichi Hirai

近畿大、大阪大、和歌山大など関西圏の学連選手が集まった関西連合。今回は大学の壁を超えた混成チームが多いのも特長です。photo by Junichi Hirai

使用艇のJ/24。12チームが6艇を乗り回しておこなわれています。photo by Junichi Hirai

大会初日を全勝（5勝）で終えた九州大。昨年の福岡全日本インカレでも活躍した4年生メンバーが乗り込みます。photo by Junichi Hirai

レース後のアンパイアブリーフィングで1日を振り返ります。初めて知ることがたくさん！photo by Junichi Hirai

恒例となったカレーパーティーも今年で4回目。photo by Junichi Hirai

2015大学対抗＆U25マッチ大会初日の結果

◎大学対抗＆U25マッチ・フェイスブック（結果速報など）
https://www.facebook.com/collegematchjpn

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