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10歳から64歳まで集結!鳥取トッパー全日本

 10月7〜8日、鳥取市の湖山池で「トッパー級全日本選手権」が開催されました。湖山池としては初の全日本開催でしたが、全国から25人の参加があり、多くのトッパーセーラーが集まりました。(レポート・写真提供/新家憲一郎)


鳥取の湖山池で開催されたトッパー全日本。25艇が参加しました

 地元ジュニアが7人参加し、下は10歳、上は64歳と幅広い年齢層で、子どもも大人も、男性も女性も、手加減なしの本気勝負を楽しみました。

 初日は、出艇まで風向が安定せず、雷雨もあり、レースができるのか心配されるコンディション。しかし、全艇が出艇すると風が吹き上がり、6〜8メートルのグッドコンディションとなりました。一時10メートル程度吹き上がったため、沈艇・トラブル艇が続出し、数多くのDNFが出ましたが、2レースを消化しました。

 レセプションは湖山池のすぐ近く、日本海の賀露漁港にある旅館で、鳥取の海の幸を味わいました。老いも若きも同じ水面でともに闘った強風レースについて、たっぷりと語り合い、親睦を深めました。

 2日目。初日よりはやや風が落ちたものの、5〜6メートルの中、湖山池に浮かんでいる島「津生島(つぶじま)」一周コースからレースが始まりました。全艇一斉に島に向かってランニングスタート。慣れないスタート形式にもかかわらず、オールクリアの全艇一直線に並んでスタート。色とりどりのセールがあり、ランニングで島に向かって走る様は、とても絵になりました。

 津生島一周コースの後、上下2周のショートコースを行い、初日2レース、最終日2レースの全4レースを行うことができました。

 大会結果は、4レース(1レースカット)です。優勝者は本大会のために15キロ減量し、全日本4度目の挑戦で初めてタイトルを手に入れた地元の新家選手。得意の強風コンディションとなり、地の利を生かして、初制覇となりました。

優勝  新家憲一郎(湖山池)1-1-1-2 
準優勝 野沢 博(沼津)2-2-2-1
3位  佐々木 守(伊東)3-3-4-4
4位  藤田敏昭(蒲郡)4-4-7-3
5位  側田良孝(宮津)5-5-3-5
6位  戸田和伸(東京)7-10-5-11

 また、トッパー全日本では特別賞を設けており、殊勲賞(総合7位以下で、本大会レース中の1レースの順位が最高の選手)は、総合7位のトッパー協会会長の櫻井隆一選手(TBMF)が獲得。

 敢闘賞(総合7位以下で、最下位が1レースもなく、本大会レースの順位差が最も少ない選手)には、総合11位の近藤勉選手(BSC)、努力賞(総合7位以下で、本大会レースのうちいずれかの2レースの順位者が最下位を含めて最大の選手)には、総合12位の森田智典選手(湖山池ジュニア12歳)。

 女子の部優勝は総合17位の新家江里子選手(湖山池)。ジュニアの部優勝は、総合18位の森田敦典選手(湖山池ジュニア10歳)…ジュニア最上位者が努力賞に該当したため繰り上げての受賞となりました。

 トッパー級は、近年では珍しくなったスコータイプのハル形状で、若干、他のシングルハンドとは勝手が違いますが、コンパクトで耐久性があり、セール面積は5.3平方メートル。ジュニア練習艇としても、大人が気軽にセーリングを楽しむにしても、とてもよいディンギーです。

 また、トッパー独特の後ろ取りメインシートも、近年はクラスルールが変更となりセンターブロックに改造してよくなりました。トッパー協会は近年、活動に盛り上がりを見せてきていますので、全国のセーラーの皆さん。近くに眠っているトッパーを掘り起こし、どんどん乗っていただきたいと思います。

 来年度の大会は、琵琶湖真野浜を予定してます(日本トッパー協会ホームページ http://www.jsaf.or.jp/topper/)。チャーター艇もたくさんありますので、どうぞご参加ください。お待ちしてます。


来年のトッパー全日本は琵琶湖で開催されます!


トッパー級全日本選手権2012成績表

◎トッパー級全日本選手権2012(写真集、成績表など)
http://www.ncn-t.net/cloverleaf/99_blank005.html

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