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風なくノーレースに。ラジアルユース5日目

 レーザーラジアル級ユース世界選手権5日目。ブリスベンはさらに冷え込みが厳しく、陸風が朝からそよそよと吹いていました。今までは出艇前の時間帯は風が吹いていたので、スタート時刻が早まったことにより良い風が期待できました。(文・写真/高橋香 JSAFジュニア・ユース育成強化委員会)

 予定時刻に女子のクラス旗があがりました。ゼネラルリコールをしたあとにブラック旗があがり、女子がスタート。しかし、この頃には風が落ちてきてしまいました。続いて男子のゴールドフリートのクラス旗があがりましたが、まもなくAPが掲揚されて、その後、レース中の女子フリートにもN旗があがり、また風待ちになってしまいました。

 どの国もコーチボートがアンカリングしてそれぞれ風待ちをしました。しかし、どんどんと海面は鏡になっていき、ついにAP/H旗があがりハーバーバック。その後陸上で風を待ちましたが、吹く気配はなく、ノーレースとなってしまいました。風がなくては勝負ができません。まさに残念なりです。

 明日は大会最終日。スタート時刻が1時間早まり10時となりました。日本チームは全員レースをしたくてうずうずしています。明日こそ良い風が吹いて多くのレースができることを祈るばかりです。


選手のコメント。北村:「残りのレースがあるかわかりませんが、よりよい順位をとれるようにしたいと思います」村山:「絶対に1番を1回はとります」多田:「スタートをリコールするくらいの気持ちでします」平川:「シングルでフィニッシュしたいです。できれば5番以内で」川村:「最終日は1、2本のレースだと思うので思いっきりのいいレースをしたいです」

◎レーザーラジアル級ユース世界選手権 5日目成績
男子(19カ国71艇)
30. 平川竜也 (25)-20-9-4-18
40. 川村岳 (30)-26-8-16-17
49. 北村勇一朗 16-14-17-31-(32)

女子(11カ国35艇)
12. 村山仁美 8-6-8-(19)-19
23. 多田緑 (26)-25-21-6-25

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