Loading

近藤/田畑、14位でロンドン五輪を終える

 470級女子のフリートレース最終、マッチレース、そして49er級メダルレースがおこなわれたロンドン五輪11日目。49er級は、金オーストラリア、銀ニュージーランド、銅デンマークの結果となりました。(BHM編集部)

 午前中、470級女子の近藤/田畑は、ブラジルから出された抗議(マークルームの要求)の審問がおこなわれ、その結果、第8レースが失格となり、順位を10位から15位へ下げて最終日に挑むことになりました。最終日のレースでは、軽風のなかで奮戦しましたが、トップ10のメダルレースには届かず。14位で五輪を終えることになりました。

 以下、近藤選手、田畑選手のレース直後のコメントを紹介します。


前日の第8レースで失格となり15位で最終日に挑んだ近藤/田畑

近藤 愛
 田畑と組んでロンドン五輪を目指してやってきて、計画通りできる環境をアビームコンサルティングはじめマルチサポート、その他のスタッフの方々に支えられて、感謝の気持ちでいっぱいです。やりたいことをやりたいようにやらせていただいたことで、感謝という気持ちではなくて、成績で返したかったのですが、できず申し訳なかった。

 2度目のオリンピックで焦点を合わせて取り組んできて、戦わなければならない場であるとは十分わかっていた。ピークに持っていく事のむずかしさを改めて感じた(まわりは合わせて来ていた)。オリンピックとはそういう場だと思う。

田畑和歌子
 私自身はクルーになって、体重増やして、アビームコンサルティングに入って、いろんな環境、ポジションが変わって、同じ470をやってきてても新たな気持で、新たな挑戦を3年半やってきました。セーリングの環境をアビームがバックアップしてくれることになり、ほんとにセーリングに集中できる環境の中でやらせてもらったキャンペーンで、自分自身やれることはやったかなって感じです。

 ただ、オリンピックの結果としては散々な結果ですし、オリンピックだけ振り返ると、トラブルあり、リコールもして、失格になり、ヨットレースでしてはいけないことを全部やっているので、それで勝てないのは当然だと思うし、自分たちのレースの取り組みであったり、甘さだったり、ヨットレースとしては反省しなくてはいけない。

 これだけ環境を整えてもらってやってきて、最後、もちろん結果は出したかったですが、それが出せなかったことについては自分自身もほんと残念ですし、申し訳なかったという気持ちでいっぱいです。それがやっぱりオリンピックにおいて準備するってことにおいて、自分たちが足りなかった部分が全部出たのではないかな。。。


アビームチームの4年間が終わり、日本選手が出場する種目はすべて終了しました


マッチレースは準々決勝が終わりました。メダル候補のアメリカが敗退


49er級金メダルのネイサン・アウタリッジ/イアン・ジャンセン。ネイサンはチームコリアのアメリカズカップキャンペーンが控えています

◎ロンドン五輪成績
470級女子 参加20艇
1. NZL 2-6-2-5-10-4-1-1-2-(18) 33.0P
2. GBR 6-1-4-6-1-6-5-2-(8)-2 33.0p
3. NED 1-8-6-4-2-18-4-3-(20)-6 52.0p
14. 近藤/田畑 9-4-17-19-11-9-13-(21)-13-8 103.0p

470級男子 参加27艇
1. AUS 3-(9)-2-1-1-1-3-5-1-1 18.0p
2. GBR 2-1-4-2-3-4-1-(6)-3-2 22.0p
3. ARG 5-(24)-3-9-17-8-2-2-5-6 57.0p
18. 原田/吉田 19-12-(25)-12-7-11-21-17-17-15 131.0p

49er級 参加20艇
1. AUS Nathan Outteridge / Iain Jensen 56.0p
2. NZL Peter Burling / Blair Tuke 80.0p
3. DEN Allan Norregaard / Peter Lang 114.0p
4. AUT Nico Delle – Karth / Nikolaus Resch 118.0p
5. GBR Stephen Morrison / Ben Rhodes 124.0p
6. FRA Manu Dyen / Stéphane Christidis 127.0p
7. FIN Lauri Lehtinen / Kalle Bask 129.0p
8. POR Bernardo Freitas / Francisco Rebello De ANDRADE 134.0p
9. ITA Giuseppe Angilella / Gianfranco Sibello 148.0p
10. SWE Jonas von Geijer / Niclas Düring 153.0p
18. 牧野/高橋 16-13-17-14-(18)-11-18-16-18-18-14-15-6-2-10 188.0p

RS:X級男子 参加38艇
1. NED Dorian Van Rijsselberge 15.0p
2. GBR Nick Dempsey 41.0p
3. POL Przemyslaw Miarczynski 60.0p
4. GER Toni Wilhelm 64.0p
5. FRA Julien Bontemps 70.0p
6. GRE Byron Kokalanis 77.0p
7. NZL Jon-Paul Tobin 96.0p
8. CAN Zachary Plavsic 100.0p
9. BRA Ricardo Santos 113.0p
10. SUI Richard Stauffacher 127.0p
28. 富澤慎 25-25-25-29-24-26-(34)-30-21-4 209.0p

RS:X級女子 参加26艇
1. ESP Marina Alabau 26.0p
2. FIN Tuuli Petäjä 46.0p
3. POL Zofia Noceti-Klepacka 47.0p
4. UKR Olga Maslivets 48.0p
5. GER Moana Delle 51.0p
6. ISR Lee-El Korzits 56.0p
7. GBR Bryony Shaw 59.0p
8. FRA Charline Picon 89.0p
9. ITA Alessandra Sensini 95.0p
10. CAN Nikola Girke 109.0p
21. 須長由季 19-23-22-22-22-(24)-22-20-18-12 180.0p

レーザー級 参加49艇
1. AUS Tom Slingsby 43.0p
2. CYP Pavlos Kontides 59.0p
3. SWE Rasmus Myrgren 72.0p
4. CRO Tonci Stipanović 77.0p
5. NZL Andrew Murdoch 87.0p
6. GER Simon Grotelueschen 92.0p
7. GBR Paul Goodison 93.0p
8. URU Alejandro Foglia 106.0p
9. GUA Juan Ignacio Maegli Aguero 108.0p
10. FRA Jean Baptiste Bernaz 119.0p

レーザーラジアル級 参加41艇
1. CHN Lijia Xu 35.0p
2. NED Marit Bouwmeester 37.0p
3. BEL Evi Van Acker 40.0p
4. IRL Annalise Murphy 44.0p
5. GBR Alison Young 60.0p
6. LTU Gintare Volungeviciute Scheidt 82.0p
7. FIN Sari Multala 94.0p
8. USA Paige Railey 104.0p
9. CZE Veronika Fenclova 105.0p
10. MEX Tania Elias Calles 116.0p
32. 土居愛実 29-32-31-27-26-(36)-30-22-27-29 253.0p

フィン級 参加24艇
1. GBR Ben Ainslie 46.0p
2. DEN Jonas Hogh-Christensen 46.0p
3. FRA Jonathan Lobert 49.0p
4. NED Pieter-Jan Postma 52.0p
5. CRO Ivan Kljakovic Gaspic 55.0p
6. SLO Vasilij Zbogar 63.0p
7. NZL Dan Slater 83.0p
8. ESP Rafa Trujillo Villar 86.0p
9. SWE Daniel Birgmark 90.0p
10. FIN Tapio Nirkko 92.0p

スター級 参加16艇
1. SWE Fredrik Loof / Max Salminen 32.0p
2. GBR Iain Percy / Andrew Simpson 34.0p
3. BRA Robert Scheidt / Bruno Prada 40.0p
4. NOR Eivind Melleby / Petter Morland Pedersen 63.0p
5. NZL Hamish Pepper / Jim Turner 70.0p
6. GER Robert Stanjek / Frithjof Kleen 70.0p
7. USA Mark Mendelblatt / Brian Fatih 71.0p
8. POL Mateusz Kusznierewicz / Dominik Zycki 72.0p
9. FRA Xavier Rohart / Pierre-Alexis Ponsot 86.0p
10. IRL Peter O’Leary / David Burrows 95.0p

======================================
わたしたちは走り続けるセーラーを応援します
BULKHEAD magazine supported by
SAILFAST
ウルマンセイルスジャパン
丸玉運送
ネオネットマリン
ノースセールジャパン
アビームコンサルティング
トーヨーアサノ
SWING
コスモマリン
葉山セーリングカレッジ
Gill Japan/フォーチュン
JIB
一点鐘
VELOCITEK
パフォーマンス セイルクラフト ジャパン
エイ・シー・ティー
HELLY HANSEN
ハーケンジャパン
ファクトリーゼロ
CATEGORY:  DINGHYINSHORENEWSSPECIAL