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西宮に日本のハイパフォーマンス艇が集結!HPRチャンピオンシップ2日目

 5月2〜6日まで新西宮ヨットハーバーで「HPR チャンピオンシップ 2019 関西シリーズ」が開催されています。この大会は2016年にイギリスではじまったFAST40+クラスを参考にした、軽排水量ハイスピードキールボートのレガッタです。(BHM編集部)


参加艇は長いバウスプリット(ツノ)を備え、大型ジェネカーでダウンウインドを走るという特長があります。photo by Junichi Hirai

 クラスはFAST40+クラス(5艇)、SAMURAI36クラス(5艇)の2クラスです。HPRチャンピオンシップは2018年からはじまり、昨年と今年は、GWに関西、夏休みに相模湾を交互に繰り返すシリーズレースとなっています。

 今回の注目は、ACT(金井亮浩設計)による純日本ワンデザイン艇SAMURAI36が5艇集まったことです。福岡から〈ENTERPRISE LILY〉、相模湾から〈SPANK〉〈PAPILLON〉〈GAIA〉が遠征したことで、日本にある全てのSAMURAI36が西宮に集結しました。

 FAST40+クラスの顔ぶれも華やかでマルセリーノ・ボーティン、マーク・ミルズ、ジェイソン・カー、ショーン・カーキークといった世界のトップデザイナーによる40フィート艇が揃いました。

 昨年進水した〈SWING〉(BOTIN FAST 40+)だけ若干レーティングが高いものの、パフォーマンス性能はかなり近く、僅差のエキサイティングな戦いが繰り広げられています。

 5月3日、大会2日目は風は吹き上がることなく微風で2レースおこなわれました。FAST40+は〈SWING〉(鈴木啓介オーナー/ヘルム)、〈BLACK〉(樹神弘郎オーナー/ヘルム)、〈KARASU〉(斜森保雄オーナー/袈裟丸剣ヘルム)が上位グループを形成。1点差で後半戦を迎えます。

 また、SAMURAI36でも〈PAPILION〉(伏見 徹オーナー/ヘルム)〈GAIA〉(茂木慎一オーナー/ヘルム)が1点差で首位争いを繰り広げています。

 明日大会3日目は約22マイルを走るディスタンスレースとなり、得点係数が1.2倍となります。ディスタンスの得点はカットレースに含まれないために勝敗を左右する重要なレースになりそうです。


大会会場となる新西宮ヨットハーバー。photo by Junichi Hirai


ボーティン設計による〈SWING〉(BOTIN FAST40+)。ビームの丸みと凹みが特長的です。photo by Junichi Hirai


〈SAMURAI SYOUYOU〉(写真)など5艇の同一設計艇SAMURAI36が西宮に集まりました。photo by Junichi Hirai


九州から遠征した〈ENTERPRISE LILY〉。HPRチャンピオンシップのもうひとつの特長は若いセーラーが多いこと。ディンギー経験者にはワンデザインボートや性能差の近いクラスはレース展開もわかりやすく、違和感なく乗れるようです。photo by Junichi Hirai


HPR チャンピオンシップ 2019 関西シリーズ 2日目成績


HPR チャンピオンシップ 関西シリーズ 出場クルーリスト

◎HPR チャンピオンシップ 2019 関西シリーズ(成績など)
http://www.kyc.or.jp/cn10/cn12/pg916.html

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