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茨城県霞ヶ浦で開催!第64回全日本実業団ヨット選手権レポート

 10月26〜28日、「第64回全日本実業団ヨット選手権」が茨城県阿見町霞ヶ浦セーリング特設会場で開催されました。470級は、来年度国体開催地の霞ケ浦セーリングチームの西村・木村組、リオオリンピック出場の今村・土居組、アジア大会金メダルの磯崎選手が所属するエス・ピー・ネットワークなど5チーム。スナイプ級は、前年度優勝エス・ピー・ネットワーク、豊田自動織機、HIKオフィスなど18チーム36艇が集まり、ハイレベルな大会となりました。(レポート・写真提供/全日本実業団ヨット連盟)


霞ヶ浦で開催された第64回全日本実業団ヨット選手権

470級は、エス・ピー・ネットワークの磯崎・畑山組が制す!

 470級ではリオ五輪代表チーム、現役ナショナルチーム、ベテランセーラーや地元茨城選手が出場するレガッタとなりました。

 大会初日6ノット程の軽風コンディションの中、2レースが行われました。エス・ピー・ネットワークの磯崎・畑山組が1-2位の成績で首位に立ちます。

 リオ五輪代表のチームアビーム・ヤマハセーリングチームの土居・今村組は、1レース目にスタートでミスがあったものの3-1位とまとめて2位発進。3位には地元の霞ケ浦セーリングチームと、やはり東京五輪を目指す選手たちがレースの流れを作ります。

 2日目、強風予報で白熱したレースが期待されましたが予報は外れ、前日同様に軽風でのレースとなりました。この軽風の中、エス・ピー・ネットワークが1-1位と安定した成績でまとめ、最終日の1レースを残して優勝を決めました。

 最終日も軽風コンディションでレースが実施され、優勝をすでに決めているエス・ピー・ネットワークが、この日も素晴らしい走りでトップフィニッシュし、カットを入れるとオールトップという成績で実業団優勝を果たしました。2位にはチームアビーム・ヤマハセーリングチーム、3位は地元霞ケ浦セーリングチームが入賞しました。


SPN470チーム


リオ五輪代表、土居(写真右)今村組と鈴木國央コーチ(左)


茨城霞ヶ浦チーム

スナイプ級は、創部6年目にしてグッドホールディングスが初優勝!

 スナイプ級は、2艇1チームの団体戦です。大会初日は、古豪、三菱重工広島が、2位、3位、13位、8位とそつなく並べて26点でトップ。これをエス・ピー・ネットワーク、HIKが、それぞれ36点、38点と僅差で追いかける展開でスタートしました。

 2日目は、この上位3チームに新鋭のグッドホールディングス セーリングチームが、3位、2位、4位、17位と手堅くまとめて83点。6位から一気にトップに躍り出ました。

 2位は前日トップの三菱重工広島。点差は5点の88点。3位は、1位、37位、8位、14位とブラックフラッグにかかりながらもこの日60点にまとめたHIKオフィスが合計96点と、7点差でエス・ピー・ネットワークをかわして滑り込みました。

 最終日は、グッドホールディングス セーリングチームが1位、4位として、他のチームをさらに突き放し優勝。三菱重工広島は2位、14位と健闘しましたが、前日5位の湘南サニーサイドマリーナAチームが、6位、11位とした上で、カットレースの点数が19点、37点と大きかったため、総合で2位に浮上という、全般的にスリリングな展開となりました。


グッドホールディングス セーリングチーム


レセプションでは「みならいモンスター」の生演奏が披露されました

 レセプションでは、地元阿見町のガールズバンド「みならいモンスター」が【いきいき茨城ゆめ国体2019 セーリング競技会 イメージソング】Keep on sailing 〜夢に向かって〜 https://www.youtube.com/watch?v=q00y-o2ddaM などの生演奏を披露。

 毎年この瞬間に賭けて、ヨットの練習よりも芸の練習に力を入れているMY●Cチーム?からは、新人、二年目による、おなじみ「●●サンバ」のダークサイドを鋭くえぐる新芸が披露されました。

 また、湘南サニーサイドマリーナチームからは、民謡をアカペラで披露いただき、みな清らかな歌声に聞き入っていました。

 最後に本大会の開催にあたり、多くの関係者の方々に深く感謝申し上げます。全日本実業団ヨット連盟にさらにご興味がおありの方はぜひこちらもご覧ください。https://jitsugyodanyacht.jimdo.com/


優勝コメント
「グッドホールディングス セーリングチームは創部6年目になります。全日本実業団ヨット選手権は4回目で、初めて栄光を掴むことができました。勝因としては、今大会は軽風で、普段私たちが練習している新西宮ヨットハーバーの風と近しいところがあり、得意な風域だったということもあります。これからも各チームの技術を学び、どのような風域でも上位を走れるようになることが今後の課題です」(グッドホールディングス セーリングチーム 田辺)


スナイプ級成績


470級成績

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