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真夏のファイアーボール戦、加藤/熊谷がミッドサマー制覇!

 関東で梅雨が明けた7月30、31日、江の島で「ファイアーボール級ミッドサマーレガッタ」が開催されました。開催を心待ちにする選手達は、週の半ばから、Wind Guruなどの風予想で、土曜日は無風じゃないかと心配しだすLINEが飛び交いました。(レポート/石井浩一郎、写真提供/ファイアーボール協会)

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真夏の相模湾で開催されたミッドサマーレガッタ。今回も石井/伊藤 vs 加藤/熊谷のバトルが見ものでした

 参加は、江の島から6艇、葉山から1艇の計7艇がエントリー。初日は、予報通り南西の風でしたが、トラピーズに出れる風が入りました。

 1レース目は、本部船からスタート良く飛び出した、石井/伊藤が上マークをトップ回航。その後2位で回った原/石橋がサイドマークで1位に立つも、再度上〜下コースで石井/伊藤が抜き返し、そのままトップフィニッシュ。2位に原/石橋、3位に加藤/熊谷が入りました。

 スプリングに引き続き、石井/伊藤が有利かと思われたが、ここから加藤/熊谷が絶好調。2R、3R、4R、と他を引き離し、連続3レースでトップを取り、初日は3-1-1-1と他を引き離す結果となりました。

 石井/伊藤は、スピードに乗り切らない上に、4R目は、スピンシートが、切れるトラブルもあり、初日は1-4-2-6の結果。6-2-3-2を取った黒田/佐藤と同点で初日を終えました。

 なお、今回ファイアーボールのレースに初参加の大学生・伊藤凌平さんは、随所に良い走りを見せ、第2レースと第4レースは3位フィニッシュを取り、今後の活躍が期待されます。

 2日目は、例年のこの時期には珍しい、北東風の中、残り4レースが行われました。風は、ブローで10メートルを超すこともありましたが、振れと強弱が強く、レグ毎に順位が変わる難しいレースとなりました。

 第5レースは、加藤/熊谷、黒田/佐藤、石井/伊藤の3艇が接戦を繰り広げますが、最終上りレグで左海面を使った石井/伊藤がトップに立ち、そのままフィニッシュ。2位争いは、加藤/熊谷が制しました。

 その後、第6レースの前に、加藤/熊谷のメインハリヤードが切れるトラブルがあり、加藤/熊谷の第6レースはDNSに。その隙にトップを取ったのが、上りですばらしいスピードを見せた黒田/佐藤。石井/伊藤は2位に入りました。

 第7レースは、沈をさせて応急処置を行った加藤/熊谷が復活。良い走りを見せるものの、第1上マークで石井/伊藤とケースをおこし、720度回転をすることに。この結果、第7レースは、石井/伊藤が制しました。

 最終レースを前に、加藤/熊谷が、3-1-1-1-2-(DNS)-2で失点10、石井/伊藤が、1-4-2-(6)-1-2-1で失点11で1点差になり、勝負は最終レースに持ち越されました。

 最終レースは、2艇のTop争いが続き、緊迫したレース展開となりましたが、風の振れをつかんだ石井/伊藤が最終上マークを加藤/熊谷を引き離してトップ回航。勝負あったかと思われましたが、その後、最終下に向かう途中、石井/伊藤のスピンポールでトラブル発生。リカバリーを試みたところでブローが入り、痛恨の沈。

 ここで勝負が決まり、このレースでトップを取った加藤/熊谷の優勝となりました。今回は風の強弱の振れのある難しいコンデションでしたが、加藤/熊谷は、(3)-1-1-1-2-(DNS)-2-1と順位をまとめ、昨年の全日本と今年のスプリングレガッタのリベンジを果たし優勝しました。

 この時期に良い風で8レースが実施でき、選手は皆満足だったと思います。レースの後は、藤沢の居酒屋で懇親会を行い、今回のレース談義と全日本に向け、各チーム準備状況の話題で盛り上がりました。

 ファイアーボール協会は、他艇種で活動されている方の参加も歓迎しています。ワールドへも積極的に参加する活気あるフリートなので、興味のある方は、

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からお気軽にご連絡ください。

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2016ファイアーボール・ミッドサマーレガッタ成績

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