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欧州ワールドカップ開幕!ISAFワールドカップ・イエール、明日レース開始

 4月21日、バルクヘッドマガジン編集部は、和歌山からフランス・イエールに移動しました。4月22〜26日までISAFセーリングワールドカップ・イエール大会が開催され、バルクヘッドマガジンは5日間のレースを現地からレポートします。(BHM編集部)

 今年から大きく変わったワールドカップの変更事項は、これまで記事で述べてきましたが、あらためて復習したいと思います。いちばんの大きな変更は、【1クラス40艇だけが出場できる限定されたヨットレース】になる点。つまり、ワールドカップは世界のトップセーラーだけが出場できるハイレベルなイベントとなります。

 今回のイエールでは、1月におこなわれたISAFワールドカップ・マイアミ大会の後、ISAFトップランキング30位までの選手にインビテーションが送られました。そして、残りの10枠はスペイン・マヨルカ島で開催された「プリンセスソフィア杯」(ワールドカップ予選の位置づけ)の上位入賞者が選ばれています。

 日本から出場するのは次の選手です。このなかで、470級男子のスリーボンド、チームアビーム、女子のベネッセは、マイアミ大会までのランキングにより出場。その他の選手は、プリンセスソフィア杯で出場権利を獲得して出場します。

ISAFセーリングワールドカップ・イエール大会 出場日本選手
470級男子
松永鉄也/吉田雄悟(スリーボンド)
土居一斗/今村公彦(チームアビーム)

470級女子
吉田 愛/吉岡美帆(ベネッセホールディングス)
山口祥世/畑山絵里(ノエビア)

レーザーラジアル級
土居愛実(慶応義塾大学)

RS:X級男子
富澤 慎(トヨタ自動車東日本)

RS:X級女子
須長由季(ミキハウス)

49er級
牧野幸雄/高橋賢次(トヨタ自動車東日本)

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各クラス40艇だけの限定された大会に変更されたISAFワールドカップ・イエール大会。昨年までの半分以下の参加艇数で競われます。編集部がイエールを取材するのは3回目。選手、船、運営艇が少ないだけあってハーバーは広々としています。でも、ちょっとさびしい。photo by Junichi Hriai

 各クラス40艇で競われるISAFワールドカップでは、ゴールド・シルバーのフリート分けがなくなり、初日からゴールドフリートの戦いになります。4日間おこなわれるオープニングシリーズは予選の位置づけで、最終日曜日(26日)は上位10艇で争うメダルレースがおこなわれます。

 イエール大会は、リオ五輪日本代表選考ではありませんが、世界の流れからいえば、プリンセスソフィア杯よりも格上の選手が勢揃いする大会であり、真の実力が問われるレースといえるでしょう。

 バルクヘッドマガジン編集部は10年以上、オリンピックセーリングを現地取材していますが、このワールドカップ、それもヨーロッパでおこなわれるハイレベルなワールドカップでメダルを取らないことには、本番(オリンピック)でメダルを取ることは不可能だと明言します。これは、選手自身がいちばん感じていることでしょう。

 そのためにも、イエール大会の成績は、今後のオリンピックを占う重要なデータになり、フランスへ取材に来ている編集部も上位入賞、メダル獲得を期待してやみません。

 レースは明日(22日)から始まります。天気予報では軽風シリーズになりそうです。フランス・イエールで戦う日本チームを応援しましょう!

◎ISAF SAILING WORLD CUP Hyeres
http://swc.ffvoile.fr/

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