Loading

梅雨模様の相模湾J/24。第5回J/24関東フリートレース

 6月19日、前日の晴れ模様とは打って変わって曇り空の中、「第5回J/24関東フリートレース」が行われました。普段参加している12艇に防衛大学ヨット部2艇が加わり、計14艇がエントリーしました。(文・写真/J/24関東フリート広報)

16.06.21237906036_org
軽風で3レースおこなわれた第5回J/24フリートレース

 さいわい雨は降りませんでしたが、最初の予告信号時刻の時点では風が弱く、APがあがり風待ちとなりました。1時間ほど経って、南風が少しずつ入り190度のマーク設定で第1レースが始まります。

 スタート後、右に返した艇団と左に伸ばす艇団、そしてコースエリアの真ん中を選んだ数艇にわかれます。その後、大きく左にシフトした風が左海面から入り、左奥まで伸ばした艇団はそのブローをつかみ、オーバーセールしながらも真ん中、右艇団に対して大きくリードして第1マークを回航しました。しばらくして海面の真ん中を選んだ艇が回航し、また間隔が空いて右海面を選んだ艇団が回航しました。

 第1レグでついた各艇団の間の差は大きく、フィニッシュまでその差が縮まることはありませんでした。第1レーストップは、スタート後左に伸ばして大きくゲインした〈Pink kiss〉、続いて〈ダボハゼ〉が2位、〈月光〉が3位と続きました。

 風が中風まで上がり、第2レースが始まりました。第1レースほど大きな振れはありませんが、曇天の影響か普段の南風よりも短い周期で風が振れます。中盤で順位の変動があるなか、上位集団は大きく崩すことなく、〈月光〉がトップでフィニッシュ。2位に〈月光DIANA〉、3位に〈ダボハゼ〉が続いてフィニッシュしました。

 さらに順風まで風は上がり、第3レースがスタートしましたが、2度続けてのゼネラルリコール。2回目のゼネラルリコールではスタート直前に風が右に振れ、ラインが高くなってしまいましたが、次のスタートでは直前に風が左に振れ、出遅れた艇がいる中でのスタートとなりました。

 スタートで出遅れた艇は右海面へ逃げ、多くの艇は左海面へ伸ばします。レグの中盤から右海面にいた艇も左へ寄せ始め、多くの艇がポートタックで第1マークへアプローチしました。2レース目で上位だった艇はこのレースでも前を走ります。

 ダウンウインドレグではスターボードで伸ばす艇が多く、大きな順位変動はありません。トップ艇が2度目の上回航を終えた辺りから風が少し落ち始め、リーチング前の回航では混戦となる場面もありました。第3レースも上位陣は安定しており、1位が〈月光〉、続いて〈月光DIANA〉、〈ダボハゼが〉2レース目と同じ順位でフィニッシュしました。

 第5回関東フリートレースは、2度トップフィニッシュした〈月光〉が1位、2-3-3-と安定した順位の〈ダボハゼ〉が2位、7-2-2と2レース目から挽回した〈月光DIANA〉が3位となりました。

 最後にレース運営の皆様、ありがとうございました。次回のレースは7月3日第6回フリートレースです。皆様のご参加をお待ちしております。

9月に和歌山で開催される「J/24世界選手権」の出場権利がかかる最後のクオリファイレースが相模湾で開催されます。関東フリートのミッドサマーレガッタ(7月23、24日)と兼ねて行われるので、この機会に世界選手権への出場をご検討ください。

関東フリートウエブサイト
http://kanto-fleet.lets-sports.net/home.html

16.06.21_237905208_org
優勝の月光チーム

16,06.21_160619_FR5
2016年第5回フリートレース成績

====================================
わたしたちは走り続けるセーラーを応援します
BULKHEAD magazine supported by
ポール・スチュアート
ジャストヨット運送
日本レジャーチャンネル
ベイトリップ セーリング
パフォーマンス セイルクラフト ジャパン
SAILFAST
ウルマンセイルスジャパン
ノースセールジャパン
海快晴
フッドセイルメイカースジャパン
アビームコンサルティング
トーヨーアサノ
リビエラリゾート
Velocitek
コスモマリン
Gill Japan/フォーチュン
JIB
一点鐘
エイ・シー・ティー
ファクトリーゼロ

CATEGORY:  INSHORENEWS