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富澤 慎、伊勢田愛、土居愛実出場。リオ五輪セーリングはじまる

 8月8日、リオ五輪セーリングがはじまりました。オリンピックでは種目ごとに日程が変わます。トップバッターは、RS:X級男女、レーザー級、レーザーラジアル級です。日本は、RS:X級男子の富澤 慎、女子の伊勢田愛、レーザーラジアル級の土居愛実が出場します。(BHM編集部)

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ついに開幕したオリンピックセーリング。写真は第1レースで会心のスタートを決めた富澤 慎。photo by Junichi Hirai

 セーリング競技がおこなわれる「マリナ・ダ・グロリア」は、リオデジャネイロの中心部がからも徒歩圏内、コパカバーナエリアに作られた特設施設です。昨年にはなかった新しいメインスタジアムも完成し、オリンピックを開催するには必要十分の広さと施設がそろっています。

 ウインドサーフィンとナクラ17級はビーチから、その他のクラスは2つのスロープを使って出艇します。オリンピックは1種目に付き1カ国と出場国数が限定されるため、レースの規模は(世界選手権やワールドカップに比べて)大きなものではありません。しかし、選手以外のスタッフ、運営、特に集まるメディアの数は世界一のスポーツイベントになります。

 リオ五輪セーリング初日の天気は晴れ。RS:X、レーザー級は、午後1時から湾内のレースコースを使用しておこなわれました。風はレース海面により異なり、岸寄りのRS:X級は10〜14ノットのプレーニングコンディションとなりました。

 前日、「微風に合わせてきたから、吹いたらいやだな」と話していたRS:X級男子の富澤 慎は、苦手意識もふっきれた胸をすく好スタートでフリートのトップグループに加わります。大会初日は、10-8-(18)位で総合11位につけました。

「3レース目は順位を落としたけれど、吹いた中でも走れる手応えを感じました。スタートもうまくいきましたね。(減量の効果で)微風のスピードは自信がある。吹いたレースをしのいで、微風でしっかり順位を取る。こういう展開にしていきたい」(富澤 慎)

 女子の伊勢田愛は、吹き上がる風に前を走ることができません。スタートで他国に被せられ、逃げる場面も多く、不利海面での走りを強いられていました。初日は23位で2日目の巻き返しに期待します。

 湾内の別界面でおこなわれたレーザー級、レーザーラジアル級は、非常にシフティーななかでおこなわれました。トップに立ったのは、金メダル候補のオランダのマリット・ボウミスタです。デンマーク、アイルランド、ベルギーと、「風があがったらハズさない」国がトップグループを形成しています。土居愛実は風の振れに合わせられずに初日15位に甘んじています。

 リオ五輪2日目は、風がやや落ちる予報が出ています。2日目も同じくレーザーラジアル級、RS:X級男女に日本チームが出場します。

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RS:X級男子暫定成績。8月8日3レース終了時、富澤 慎11位

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RS:X級女子暫定成績。8月8日3レース終了時、伊勢田愛23位

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レーザーラジアル級暫定成績。8月8日2レース終了時、土居愛実15位

◎World Sailing Rio 2016
http://www.sailing.org/olympics/rio2016

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