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太平洋横断した弥勒からの提案。「ゴミ回収ヨット自作プロジェクト」

 茨城県大洗マリーナで活動しているヨットチーム〈弥勒 II〉(みろく)の伊藤 猛と申します。ヨット歴約50年、ヨット自作歴30年のオールドセーラーです。2014年には、仲間と自作した40フィート艇(横山 晃設計)で太平洋横断にも成功し、次なる夢を追って精力的に活動中です。(文・写真提供/伊藤 猛、弥勒II)

2014年太平洋を横断した〈弥勒II〉。この航海で太平洋に漂う大量のゴミを目にしました。ゴミ回収を目的に自作カタマランの制作を計画しています

 現在、日本のヨットを取り巻く環境は、非常に残念なものであると感じています。ヨット人口の減少、セーラーの高齢化、海の汚染などなど。日本全体の問題と同様ですが、特にヨット界では、それが顕著に現れているように感じます。四方を海に囲まれた日本がこのような状況で良いのでしょうか?

 わたしたちが太平洋を横断している中で、浮遊する大量のゴミを目の当たりにし、復路ではプロペラをヒット破損し、最後は仲間に曳航されてマリーナに入港しました。

 沿海クルージングでも、エンジンの冷却水取入口にゴミが絡まり航行不能となるトラブルで幾度も危ない思いをしたし、仲間からも同様の話をよく耳にします。

 また、人口物のゴミが船だけでなく、海洋生物の誤飲、絡まりなど、海洋資源は確実に被害を受けています。人間の出したゴミがドンドン海を汚染しているのです。

 海から無限の恩恵を受けて来たものとして、この現状を見過ごしてはいられないとの決意から、若者と共にゴミ回収ヨットを自作して海をキレイにするプロジェクトを立ち上げました。

 James Wharram設計の30フィートカタマラン・Tiki30を若者達と自作し、そのヨットを使って海のゴミ回収作業をしようと考えたのです。すでに図面は入手し、1/10模型を制作、自作の準備を整えています。まず、図面に基づいてメス型を製作し、船体はFRPとします。製作工程は6カ月から1年と考えています。

 ヨットは工業製品であり、買うものというのが現在の常識となっている感がありますが、このプロジェクトを通じてヨット自作のノウハウも若者に継承したいと考えております。

 メス型は有志に無償貸与し、2号艇、3号艇…と、この活動を全国に広め、きれいな海を取り戻し、日本の明るい将来に繋げたいと考えております。ぜひ、ご協力、ご参加、お願いいたします。

※弥勒チームのプロジェクトは、クラウドファウンディングを通じて協力・資金援助を呼びかけています。

太平洋をキレイにするためのゴミ回収ヨットをつくりたい!
https://readyfor.jp/projects/bigwash

航海中に回収したゴミの一部
プロジェクトの案内1
プロジェクトの案内2

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