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夏の伊豆大島へ。子どもたちの外洋帆走訓練


 ヤマハ発動機スポーツ振興財団が運営する「ジュニアヨットスクール葉山」が毎年夏におこなっている、伊豆大島外洋帆走訓練のドキュメンタリー映像を紹介します。この外洋帆走訓練は、小学生、中学生を中心に、葉山から伊豆大島まで往復52マイルを走る体験航海です。(BHM編集部)

 じわじわと吹き出す汗、深緑の映える島、紺碧の海。はじめて体験する航海に、子どもたちのドキドキ、ワクワク感が伝わってきます。このドキュメンタリーを見て、やっぱり、海っていいもんだなぁ、と思うし、子どもたちがこんな貴重な体験ができるなんて素晴らしい。

 島へ向かう途中でしょうか、ドッグハウスの上に並んでお弁当を食べて、セールを日除けにゴロンと横になるシーンが大好きです。彼らが、海とヨットをもっと好きになってくれたらいいなぁと思います。


◎YAHAMA Moving you
Vol.2 たくましく育て! 往復52マイルの冒険航海

ジュニアセーラーが少なくなってきています

 みなさん、この映像を見て、どんなことを感じましたか? もしかしたら、番組の制作意図から離れるかもしれませんが、以下にわたくしが普段感じていることを書きたいと思います。

 このバルクヘッドマガジンの読者は、ほぼ全員がセーラーであり、それもかなり熱心な部類に入る人たちです。読者層は、大学生から30歳、40歳代が中心で、ディンギー選手からクルーザーオーナーまでさまざまです。共通して言えるのは、みんな『セーリングが大好き』ということ。

 普段の編集部は、全国の海に行き、年齢やジャンルの違う、いろんなセーラーと会話する機会があります。そのなかで、最近よく話題になるのは、

 どうしたらセーリング人口が増えるかな。

 ということです。わたしたちは、セーリングのおもしろさを伝えて、セーラーを増やしたいと考えています。だって、同じ興味をもった仲間は、たくさんいた方がたのしいですから。

 セーラーとこのような会話をする背景には、日本のセーリング人口が減少している事実があります。とくに顕著にあらわれているのがジュニアセーラーなのです。

 現在、競技ヨットをやっているジュニアセーラーは約350名(日本OP協会の会員数です)。会員登録していない選手を入ても合計500人程度と言われています。この数字は数年前の半数。競技をしないクラブで活動している子どもたちもいますが、重要なのは、ジュニアセーラーが急激に減少している事実です。

 ジュニアセーラーが少ないということは、彼らが高校、大学に進む時、学校ヨット部は今以上に部員減少に悩まされることになります。また、ジュニアの選手層が薄くなるということは、その後、彼らが深く関係するオリンピックのメダル獲得が遠のく原因になるでしょう。

 また、ヨットレースを目標にするクルーザーチームは、今以上にクルー集めが難しくなり、活動できなくなるのは目に見えています。今後、海に浮かぶヨットは少なくなっていくかもしれません。

 では、どうしたらいいのでしょうか? バルクヘッドマガジンに今すぐ答えは出せませんが、取材を通して、ジュニアやユースセーラーの活動や現状をみなさんに伝えていくことは、編集部ができることのひとつだと考えています。

 ジュニアセーラーとセーリングの未来。今週末、ヨットハーバーに集まったら、自分のセーリングのことは一旦置いて、みんなで考えてもらえませんか? 「わたしたちはこんな活動をしています」とか「こんなアイデアはどうでしょう?」などの意見がありましたら、ぜひ編集部(editor@bulkhead.jp)へお知らせください。

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わたしたちは走り続けるセーラーを応援します
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