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劇的な勝利!シエスタ準決勝進出を決める

 8月9日、デンマーク・ネーションズカップ。本日は2ndステージ、準々決勝が行われました。初戦は、まだ一度も勝っていないHaddad(BRA) と対戦します。1上マークでは相手に先行されますが、即ジャイブを選択した我々に良い風が入り逆転勝ちします。(文/シエスタ 坂本、写真/The Nations Cup 2013 Grand Final)

 2レース目、Rooklyn(AUS)と対戦しました。プレスタートで後ろからの衝突してしまい、ペナルティーを取られます。1上で先行されますが、1下レグで相手をマークルームでパス。2上レグでさらに逆転されてしまい負け。

 3レース目、Soh(SIN)と対戦。プレスタートから良いポジションをキープし、コースも正しいサイドをプロテクトし勝ます。

 4レース目、Viltoft(DEN)と対戦。スタートをイーブンで出ます。お互い僅差でマッチレースが続きます。逆転を繰り返しますが、1下マークを後ろで回航し即タック。相手も合わせてタックします。ゲージを少しずつ詰め、右サイドを取ります。これが決定的な差になり勝利しました。

 5レース目、Ogeman (SWE)と対戦。プレスタートでプッシュしますが、相手に良いと思われた、右サイドを渡してしまい、先行され負け。

結果は、
1位 Rooklyn (AUS) 4勝1敗
2位 Ogeman (SWE) 3勝2敗
3位 Sakamoto (JPN) 3勝2敗
4位 Viltoft (DEN) 3勝2敗
5位 Soh(SIN) 2勝3敗
6位 Haddad (BRA) 5敗

 上位2チームが準決勝(Semi Final)に進むと思われたのですが、今大会はNations Cup(国別対抗)になります。1stステージで1位通過したのは、デンマークとオーストラリア。

 セミファイナルに進出するのが、同一国2チームはない様で、国順に繰り上げが入り2位通過でスウェーデン、そして我々日本が繰り上げ進出となりました。

 実は、この時まで全く知らずレース後は少しがっかりしていたのですが、アンパイアがなぜか次の対戦表を持ってきました。準決勝にわれわれの名前があり、そこで始めて理解したのでした。


シエスタがネーションズカップ準決勝に進出。次はオーストラリアのギルモアと対戦します

 初日のブリーフィングでその様な事を話していたのですが、我々は(日本から)1チームの参加なので、全く気にしてなかったのです。

 レースは予定通り、進行していたので引き続き、準決勝に入ります。

 我々の対戦表相手は、Gilmour (AUS)。

 1レース目、プレスタートでプッシュしますが、1上マークで先行され負け。

 2レース目、プレスタートのダイヤルアップで相手にペナルティーを与えます。しかしスタート、30秒前に取り返され相殺。
スタートでは、相手より少しゲインして優位に進めます。1上マークを先行しますが、女子のマッチと重なる不運もあり、1下レグで僅差となります。

 相手に良いポジションを取られてしまいますが、後ろを通るため隙をみてジャイブ。相手はダイアルアップに持ち込むためにラフィングしてきますが、何とかかわします。

 プロテストをし、相手にペナルティーが与えられます。2上、2下レグではさを広げられない様に粘り強くついていきます。

 最終レグでも相手にプレッシャーを与えた続けたことが功を奏し、フィニッシュライン上でのペナルティーターンの際スピンのピークがグースネックより下がっていませんでした。ギリギリの所で、逆転し1勝1敗となりました。


坂本との対戦後、アンパイアに抗議するデヴィッド・ギルモア

 本日の最終マッチとなったのですが、観客やセーラーから大歓声が上がりました。どうやらみなさん、われわれを応援してくれていたようで、ギルモアチームのピークが降りてないのに気付いていたようです。

 今日は7レース行い、タフな一日となりました。明日最終日、セミファイナルとファイナルが引き続き行われます。レース後は帰国するだけなので、エネルギーを使い果たし戦って行きたいと思います。

 大会サイトでは、ライブストリームが見れます。2日目、3日目もあるので詳しくみたい方はぜひご覧ください。

大会サイト
http://www.nationscup2013.dk/


ダイジェスト映像


8月9日、予選、準決勝成績

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