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光開幕、ニューイヤーレガッタ初日レポート

 1月10日、国内ジュニア・ユースセーリング界の最大級のイベントの「GORE-TEX New Year Regatta」(ゴアテックス ニューイヤーレガッタ)が山口県光市のスポーツ交流村で始まりました。第7回目となる今年の大会も昨年同様、OPクラスと420・FJクラスにて、小学生/中学生/高校生達が、光市スポーツ交流村に大終結しています。本日は天候に恵まれ、中風〜軽風のコンディションの中、プラクティス・レース形式による海上クリニックと講習会が盛大に行われました。(文/大会実行委員会、写真/池上亜樹、小泉周三)

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10〜12日まで開催される光 ゴアテックス・ニューイヤーレガッタ。10日はプラクティスレース、講習会がおこなわれました

 本日行われた3レースのプラクティス・レースでは時間の経過とともに風軸が左方向へと徐々に変化していくコンディションの中、約7分周期で左右に変化していたシフトを上手く見極めてコース展開できていた艇が上位を走る結果となりました。

 今回の大会では、新たな試みとして、JSAFレース委員会から岡村勝美氏にお越し頂いて、オリンピック等の国際レースさながらに各マークボートにてGPSを用いた形での正確なトライペゾコースのマーク設定にトライしています。レース運営のメンバー達も岡村氏からアドバイスに熱心に耳を傾け、国際レースに繋がる質の高いレースをジュニア選手達に提供できるように努力していました。

オリンピックに繋がるレガッタへ

 夕方からおこなわれた講習会は、参加したジュニア選手達が大きな視野を持って羽ばたけるよう2部構成の形で実施されました。

 第1部は、東京オリンピックを目指す4人の大学生達(小泉颯作(早稲田大)、田中航輝(九州大)、磯崎哲也・中川大河(日本経済大))が、今回集まったジュニア選手達のために特別に作成した「オリンピックに出るには」とのタイトルでのプレゼンの発表がありました。オリンピックという夢の実現に向けて、本気で行動に移すことを決意した小泉選手、田中選手の熱いメッセージにジュニア選手達は大きな刺激を受けた模様です。

 第2部ではオリンピック選手をはじめ、数多くのトップ選手を育成してきた名伯楽三船和馬氏(日本経済大ヨット部監督)による「OP、420級セーラー達への速い選手になるための重要なヒント」というテーマでレクチャーしました。

 今回は、三船氏が普段オリンピックを目指す選手達に行っているトップ指導の内容の一部を特別にジュニア選手向けの基本指導用に編集してアドバイスして頂いたため、ジュニア選手達や指導者にとって大きなヒントにつながった模様です。

 レースは明日、明後日の2日間行われます。毎年、新たなコンセプトを盛り込んで進化を続けているこの大会にて、今年はどんな成果が生まれるのか、今から胸がワクワクしています。上位入賞者には豪華景品が待っているので、皆さん、がんって下さい。

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オリンピックを目標に掲げる現役大学生が講習会で話しました

プラクティス・レース優勝者
420級:磯崎哲也・中川大河(日本経済大学)
OP級Aクラス:前田海陽(広島セーリングスクール)
OP級Bクラス:縄田拓流(北九州ジュニアヨットクラブ) 

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